バローグループの中部フーズが製造・販売する「飛騨産赤かぶ梅酢仕立ておにぎり」がこのほど、「お弁当・お惣菜大賞 2018」(主催=デリカテッセン・トレードショー実行委員会)の「おにぎり」部門で最優秀賞を受賞した。

「お弁当・お惣菜大賞」は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで販売されている弁当・惣菜から優れた商品を選出するもの。

「弁当」「おにぎり」「惣菜」など計12部門について、「スーパーマーケット」「コンビニエンスストア・専門店他」の各部で最優秀賞・優秀賞を決定・発表している。今回の受賞は、前年度の応募総数が5万件を超えるなど、毎年多数の応募がある中での快挙となった。

「飛騨産赤かぶ梅酢仕立ておにぎり」に使用している「赤かぶ漬け」は、飛騨高山の伝統野菜である赤カブを漬け込んだもの。古来、岐阜県飛騨地方に伝わる特産品で、冬には保存食として重宝されていた。

同社は「地元の食材を使っておいしい商品を作りたい」と考え、赤カブを使った商品開発に取り組んだ。

鮮度の良い赤カブを塩だけで漬け込み、60日間の乳酸発酵により、外は赤く、芯は美しいピンク色に仕上げている。

昔ながらの製法にこだわり、合成着色料を一切使用していない。炊き上がったご飯に、赤カブ漬けと金ごまを加え、梅酢ドレッシングを合わせた。最後の仕上げは人の手でムラのないよう、丁寧に混ぜ合わせている自慢の商品だ。

◇日本食糧新聞の2018年1月22日号の記事を転載しました。