秋田県秋田市在住のたべぷろ編集部員・山下雄二です。秋田は私の生まれた場所で、祖父母も一緒に暮らしていたことから秋田の郷土料理や昔の文化と触れることも多かったです。以前、秋田名物として有名な「いぶりがっこ」を紹介しましたが、なんと大根ではなくにんじんを使った「いぶりにんじん」もあるようです。県民ですが、全く知りませんでした。そこで、今回は「いぶりにんじん」を食べてみました。

いぶりにんじん選びは無添加のものを

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いぶりがっこにはクリームチーズ! 秋田でのおいしい食べ方【8月8日は、発酵食品の日】

いぶりにんじんは、にんじんを育てる気候に適した旧山内村(県の東南部)で育てられた山内にんじんを活かすためにできた食べ物だそうです。いぶりがっこ=大根のにおいが苦手という人でも、にんじんを使ったいぶりにんじんなら大丈夫かもしれません。

いぶりにんじんは、にんじんの甘みとシャキシャキ感が楽しめて、ご飯に乗せてもよく合います。とはいえ、「にんじん臭さ」がネックになるので、商品選びを慎重に行いたいものです。

できれば、添加物が少なく甘味料の入っていないものがおすすめです。

私が食べて「これはおいしい!」と思ったいぶりにんじんが、テレビでも良く取り上げられている「雄勝野 きむらや」のいぶりにんじんです。こちらはにんじん臭さが少なく、甘すぎないため、お土産にも最適です。丸ごとの「姿」と「スライス」の2種類があります。今回は「スライス」をチョイスしました。

クリームチーズと合わせるとまた違った味わい…?

お皿にいぶりにんじんを乗せてみます。いぶりがっこに比べて硬そうですね。パリパリとした食感がします。

まずは、いぶりがっこの時にも試したクリームチーズを使ってみました。やっぱり美味しいです。

いぶりがっこの時はクリームチーズが大根臭さを消し、漬物の旨味を引き立てていました。いぶりにんじんと合わせると、クリームチーズがにんじんの甘さと旨味を引き立ててくれます。でも、もともとチーズとにんじんは合う食材なので、期待以上とはいきませんでした。

いぶりにんじんは、サラダのように食べられます

つぎに、にんじんに使うもの…と考え、青じそドレッシングとマヨネーズを試してみました。どちらもサラダに定番ですね。

いぶりにんじんの左横のお皿に入っているのが、青じそドレッシングです

いぶりにんじんと青じそドレッシングはとてもよく合います。今回試した中では一番かもしれません。青じそドレッシング自体がいぶりにんじんのつけ汁と似ているので、お互いを邪魔しませんでした。いぶりにんじんは硬いので、割とたっぷりつけても丁度良いくらいです。

こちらはマヨネーズ。いぶりがっこにはあまり合いませんでした。

しかし、いぶりにんじんにはかなり合います。薄切りかつ漬物になっているため、生のにんじんより食べやすい点も好感触です。

いぶりにんじんは、いぶりがっこと比べて味も香りもマイルドです。そのため、おかずやサラダ感覚で食べやすく、お土産としてはいぶりがっこ以上にオススメできます。駅や空港に良く売られています。