鉄道沿線の旅物語を、一つの駅弁で楽しみませんか? 福島県いわき駅~郡山駅を結ぶ磐越東線の全通100周年を記念して誕生した「磐越東線百周年記念弁当」(調整元=アクアマリンパークウェアハウス小名浜美食ホテル)は、各停車駅の魅力を詰め込んだ駅弁です。いわき駅、三春駅、郡山駅にちなむ食をちりばめているんですよ! 全国の有名駅弁が集まる東京駅の「駅弁屋 祭」で1月15日まで期間限定販売です。

いわき市出身の鈴木里加子先生が監修

「駅弁は通常、駅ごとの名物として地元の特産品や名物の郷土料理が入っていますが、『磐越東線百周年記念弁当』は、路線全体を通じたさまざまなストーリーを味わうことができます」と、監修した法政大学大学院特任研究員の鈴木里加子先生は語ります。実は、鈴木先生はいわき市の出身。磐越東線は高校時代の通学に使っていたこともあり、馴染み深い鉄道でもあります。

磐越東線は、福島県浜通りのいわき駅から中通りの郡山駅までを結ぶ、全長約86kmの路線。「ゆうゆうあぶくまライン」の愛称で知られ、のどかな車窓の広がるローカル線です。1914年(大正3年)7月に、郡山~三春駅間が最初に開業。その3年後の1917年(大正6年)10月10日に、平駅(現在のいわき駅)まで全通し、今年で100周年を迎えました。

この福島県の東部を走る沿線のストーリーを、駅弁で表現したのが「磐越東線百周年記念弁当」です。

いわき駅にちなんだロコモコから始まり…

駅弁の顔である掛け紙は、日本鉄道構内営業中央会の沼本忠次事務局長がデザインしました。「駅弁マーク」をはじめ、路線の魅力が表現されています。

右にあるフラダンスを踊る女性は、ご存知いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」のフラガールをイメージ。その左上に描かれた采女(うねめ)は、郡山市に伝わる宮中女官の郷土伝説にちなんでいます。毎年8月には、東北五大祭のひとつ「郡山うねめまつり」が開かれます。そして左下には、日本三大桜に数えられる三春の滝桜が描かれています。

「磐越東線百周年記念弁当」は、これらの沿線に関わるストーリーが表現されています。フラガールをイメージしたロコモコ、滝桜をイメージした桜ご飯と桜の塩漬け、郡山名物の「ゆべし」がちりばめられています。

「いわき駅にちなんだロコモコから始まり、三春駅の桜ご飯、郡山駅のゆべしと、主食からデザートまでを鉄道の路線に合わせて楽しむことができます」と鈴木先生。1箱の駅弁の中に、旅の物語がバランス良く表現されているのですね。

東京駅の「駅弁屋 祭」で1月15日まで販売

昨年10月8日、JR東日本といわき市は、共同で磐越東線100周年記念イベントを開催しました。旧型客車による臨時列車や、地元高校生によるステージイベントなどと共に、「磐越東線百周年記念弁当」を150個販売。沼本事務局長による懐かしの駅弁立ち売りも行われました。

東京駅構内の「駅弁屋 祭」で1月15日まで販売されていますのでお見逃しなく! 福島のローカルな魅力の詰まった「磐越東線百周年記念弁当」で、鉄道旅の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。