森永製菓は5日、ドトールコーヒーと日本初のプロテインマシンを共同開発したと発表した。プロテインマシンは、シェーカーを振る必要がなくボタン一つで手軽にプロテインドリンクを作れるマシンで、大和ハウス工業が運営するスポーツクラブNASのフィットネスクラブに昨年12月15日から設置しており、順次設置店を拡大する計画だ。

森永製菓が17年11~12月に行った「筋肉についての調査」では、86%の人がなんらかの「筋肉づくり・体づくりを行っている」と答え、実際に筋肉づくり・体づくりを行っている人は、筋肉をつける手段として、タンパク質(プロテイン)を積極的に摂取している結果が分かっている。

また、フィットネスクラブの会員数や店舗数も拡大しており、体づくりが一般化し、筋肉をつけるにはタンパク質が大切という認識の広がりがみられる中、同社は日本で初めて、健康意識の高い人が集まるフィットネスクラブに、ボタン一つでシェイクされた状態のプロテインドリンクが出てくる「プロテインマシン」を設置した。

一般的にプロテインドリンクは自分でシェーカーに粉と水などを入れてシェイクして作るが、このマシンでは、より手軽にかつ、タイミング良くプロテインを摂取することができ、筋肉づくりのパフォーマンス向上にもつながる。

同社では、今後も「プロテインマシン」を通じて、タンパク質を体感できる環境を提供するとしており、1月中旬から日暮里店、新鎌ヶ谷店などに拡大する。

◇日本食糧新聞の2018年1月10日号の記事を転載しました。