山崎製パンは、食パンのロングセラー「ダブルソフト」に全粒粉を使用し、食物繊維、シールド乳酸菌、葉酸を配合した食パン「ダブルソフト全粒粉」(写真)を18年1月1日から全国発売する。「ダブルソフト」の特徴である「しっとりソフト」はそのままに、コクのある香ばしい味わいに仕上げた。

同社では、同品を健康素材への関心が高い女性に加え、「ダブルソフト」を長年支持するオールドファンの方にも提案する。

スーパーの店頭で、低栄養になりがちなシニア世代向けに、食物繊維とタンパク質を補えるメニューとして、たまごやチーズ、サラダチキンといった手軽に買える材料でつくる簡単サンドイッチメニューを提案する。

「ダブルソフト全粒粉」は、原料の一部に小麦とライ麦の外皮(ブラン)や胚芽を含む全粒粉を使用。全粒粉は、食物繊維などが含まれており、ヘルシー志向の女性を中心に人気が高まっている。また、ほとんどの日本人が不足しがちな食物繊維を配合することにより、食物繊維を1枚当たり約3.0g取ることができる。

さらに、数千株の中から選び抜かれた乳酸菌で、近年多様な食品に使用されているシールド乳酸菌を200億個(6枚入り1袋当たり)配合し、1枚当たり約87μgの葉酸が摂取できる栄養機能食品にした。葉酸は赤血球の形成を助けるとともに、胎児の正常な発育に寄与する栄養素。

1日当たり1枚が目安となる。1斤(6枚)、2分の1斤(3枚)、オープン価格。

◇日本食糧新聞の2017年12月27日号の記事を転載しました。