伊藤忠食品はキッコーマンと共同開発した、味やデザインにこだわった野菜ジュース「デルモンテ ウサベジ」の販路拡大へ乗り出した。従来はネット通販のみでの販売だったが、11月から一部の実店舗へも拡大。働く女性をメーンターゲットに展開を強化する。

「デルモンテ ウサベジ」の原材料はニンジンをベースとし、キッコーマン飲料が世界各地から厳選した20種類をブレンド。あらごし感を残しジュースバーで飲むジュースのような濃厚な食感、砂糖・保存料不使用で野菜のおいしさを体感でき、飲みやすく飽きのこない味わいが特徴。

女性が好むかわいらしいウサギのデザインを採用し、「仕事前に気分をワンランクあげてくれる」「テーブルが華やかになる」といったニーズに対応。ケース注文すれば1ケース20本(20日分)の野菜ジュースが届き、ダンボール箱にもイラストを印字してインテリアとして飾れるようなデザインとした。

広島の“うさぎ島”(大久野島)の宿泊施設「休暇村大久野島」の土産物売店での販売例

16年4月からネット限定で販売していたが、11月から“ウサギ関連の店舗”で販売を開始。東京都内や横浜市でウサギのペット関連商品を販売する専門店「うさぎのしっぽ」、焼きたてパンと一緒に「ウサベジ」が購入できる「ベーカリー兎座 lepus」(東京都杉並区)などが販売店の一例。

12月出荷分からケースデザインを変更。野菜ジュースはネット販売での購入比率が高く、通販限定商品も充実しており、毎日飲む商品としてケースでの購入比率が高い。ケース購入するユーザーのために商品説明デザイン、SNSへのQRコード導線デザインなど、ネットへのリピート導線をつけた。インテリアだけでなく、具体的に楽しめるデザインにしたのが特徴。

「デルモンテ ウサベジ」は容量160g、入数は1ケース20缶入り。希望小売価格は1缶200円、1ケース4000円(税込み)。賞味期限は常温で18ヵ月。

◇日本食糧新聞の2017年12月11日号の記事を転載しました。