ソフトクリームの総合メーカー、日世が新たな高付加価値ソフトを提案する。15日にバター風味のサブレ生地を使用した新しいコーン「ブーケサブレ」を新発売したとともに、このコーンにふさわしいソフトクリーム“ブーケソフト”も同時提案。多様化する市場の中で、新しいソフトクリームの形を訴求していく。

「ブーケサブレ」はクッキーの一種として人気も高く、ソフトクリームとの相性も良いバター風味のサブレ生地を丁寧に焼き上げ、コーン形状に巻いた焼き菓子。近年のスイーツに求められる「フォトジェニックさ」を意識、細部にもこだわり、リップ部を花びらの形状に仕上げた。

また、商品名も焼き菓子“サブレ”であることを前面に出し、あえてコーンの名称を外して「ブーケサブレ」と名付けた。

「スイーツ市場の多様化でソフトクリームも多種多様な販売スタイルに進化している。必ずしもコーンに盛られたクリームという形状とは限らなくなった。こうした動きが見られる中でも、従来とは異なる明確な付加価値が付いた商品は販売量を伸ばしている。この事実から食べることのできる器ではなく、積極的に食べたくなる焼き菓子のコーンを目指して開発した」(同社)とのこと。

バンドオーブンで円形に焼いたバター風味のサブレ生地を優しく巻き上げる、同社独自の技術を惜しみなく投入。高級ソフトクリーム「クレミア」のラング・ド・シャコーンを開発した同社にしか提供できない高付加価値商品だ。

丁寧に作り上げた「ブーケサブレ」にふさわしいプレミアムグレードのミックスを、花びら形に盛る“ブーケソフト”も同時に提案する。

ブーケソフトクリームはブーケサブレに専用の花形の取り出し口で、プレミアムグレードのミックス(クリーム)を盛り付けた、大切な人への花束をイメージした特別なスイーツとしてのソフトクリーム。

ソフトクリームの取り出し口は、通常はクリームを星形に成形するように作られているが、この取り出し口をブーケにふさわしい花びら形に盛り付けられるように開発した。

ブーケソフトはコーン・フリーザー・ミックスを自社製造する同社ならではのソフトクリームだ。

◇日本食糧新聞の2017年11月20日号の記事を転載しました。