大森屋が海苔エキスを活用した海苔せっけん「なよびか」(写真)を開発し、15日から通販限定で販売を始める。同社では07年から熊本県の崇城大学と海苔エキスの免疫賦活作用についての共同開発を進めている。

これは海苔エキスに含まれる水溶性食物繊維である「ポルフィラン」が、ヒトの免疫に関与するNK細胞やインターフェロンγの産生を活性化するメカニズムなどを解明する研究で、この研究の過程で海苔エキスの持つ保湿効果も活用ができないかと考え、その効果が生かせる商品としてせっけんに着目し、今回の商品化に至った。

海苔せっけん「なよびか」は肌をしっとり滑らかにする海苔エキス配合のせっけんで、しっとりとした使用感ときめ細やかな泡立ちが特徴。

海苔エキスとは九州有明海で育った良質な海苔から水を使って丁寧に抽出したエキスで、水溶性食物繊維の「ポルフィラン」を多く含んでいる。優れた保湿性があり、肌をしっとりと滑らかにするので、肌荒れや乾燥肌に適した成分。

商品名の「なよびか」とは、源氏物語で使われていた女性的な語で、なよなよと物の手触りや肌触りの柔らかな優美さをたたえて用いられる。

価格は初回限定セット(こんにゃくスポンジ「つやの玉」とのセット)税別3000円、2回目以降せっけんのみ同2000円。

◇日本食糧新聞の2017年11月15日号の記事を転載しました。