食品業界向けの会員サイト「食@新製品」の情報をもとに、たべぷろが皆様にお届けする「食のプロ注目の新商品ランキング」。秋から冬へ、季節が移るとともにスーパーやコンビニの棚も変わってきていますよね。そこで、今回たべぷろ編集部が注目いたしましたのは…「10月のドリンクランキング」です!

【1位】TULLY’S COFFEE<Smooth black MEDIUM> ペットボトルのままレンジでOK!

「TULLY’S COFFEE <Smooth black MEDIUM>」(タリーズコーヒー スムースブラックミディアム)

みごと首位に選ばれたのは、伊藤園の「TULLY’S COFFEE <Smooth black MEDIUM>」(タリーズコーヒー スムースブラックミディアム)。コーヒー豆、焙煎、抽出にこだわり、最高の1杯を追求するタリーズのBARISTA(バリスタ)が監修した「TULLY’S COFFEE」シリーズの新アイテムです。

長い時間をかけて香りが楽しめる味わい、苦味を抑えたスッキリした飲み口が特長のブラックコーヒー(香料不使用)という点も素晴らしいのですが、たべぷろ編集部の要チェックポイントは「コーヒー飲料業界で初めて電子レンジでの再加温ができるペットボトル容器を採用」したということ!

せっかくホットで買ったのに、飲み切れないでいるうちに冷めちゃった経験、皆さんもありませんか? しかも、この「TULLY’S COFFEE <Smooth black MEDIUM>」、冷めても香りが立つ温かいコーヒーを再び味わえるそうなんです! 温め直しても香りが飛ばないなんて、どんな“魔法”が使われているんでしょうね?

10月16日から全国で販売中。140円 (参考小売価格、税別)。500 ml。コーヒー飲料

【2位】焼きいもだより “焼き芋は飲み物”の時代が到来!?

「焼きいもだより」(JR東日本ウォータービジネス)

2位となったのは、JR東日本ウォータービジネスの「焼きいもだより」。こちらの商品、なんと“焼き芋”がホット飲料になってしまった!という画期的商品なんです。秋の訪れとともに恋しくなる焼き芋をドリンクにしてしまうなんて。この発想、普通は出て来ないでしょう…。カレーに続き、焼き芋も飲み物になってしまう時代が来たということなのか。

こちらの商品、ハウスウェルネスフーズとの共同企画で、気になるその実態は「焼き芋をイメージしたデザートドリンク」です。焼き芋の「甘さ」「香ばしさ」をドリンクに再現しつつ、飲みごたえもちゃんと感じられるそうですよ。

「焼きいもだより」には、健康成分として1本当たり食物繊維4.8g、ビタミンE10mgが含まれています。焼き芋は食物繊維豊富なイメージがありますが、こんなところまで再現しているんですね~。

10月17日からJR東日本駅構内acureで販売中。ネット上でも「駅構内探しまくった」「ほんとに焼き芋を食べている感じ」「芋羊羹や芋きんつばのイメージ」などのコメントが多数寄せられています!

140円 (参考小売価格、税込)。280 ml。清涼飲料水。焼き芋の風味は香料使用。

【3位】おやすみGINGER 冷え性さんにオススメ!のぐっすりドリンク

「おやすみGINGER」(クロレラ食品ハック株式会社)

3位は「おやすみGINGER」(クロレラ食品ハック株式会社)。冷え性の女性にうれしいショウガ風味の飲むジュレです。

商品コンセプトは「ほっこり」「ぐっすり」「すっきり」。ショウガの温め効果の「ほっこり」、安眠を促進してくれるとされるお茶のうまみ成分テアニン(50mg)の「ぐっすり」、ダイエットの頼もしい味方になってくれそうな食物繊維6g、1本62kcalという「すっきり」を兼ね備えているといいます。

メーカーは「お風呂上がりや就寝前にショウガで温まって、テアニンでリラックスし、すやすや眠ってもらうための『低カロリー飲むデザート』」としてPRしていて、特に冷え性や便秘、最近注目されている睡眠負債が気になる方にオススメなのだそうですよ。

9月27日から全国で販売中(オープン価格、税表記なし)。180 g。野菜飲料

【4位】サントリー天然水<PREMIUM MORNING TEA ミルク> 水にしか見えない?ミルクティー

「サントリー天然水 <PREMIUM MORNING TEA ミルク>」(サントリー食品インターナショナル)

4位は、サントリー食品インターナショナル(株)「サントリー天然水 <PREMIUM MORNING TEA ミルク>」でした。「透明なのにミルクティー?」という、意外性に富んだ飲料です。

既に“透明なレモンティー”として販売されている「サントリー天然水 PREMIUM MORNING TEA レモン」と同じ製法でして、使っている水は当然「サントリー天然水」。ミルクティーと相性のいいアッサム茶葉を選定して抽出・使用し、華やかな香りに仕上げてあります。牛乳由来の素材が使用されているので、ミルクティーのまろやかでコクのある味わいがありつつもすっきりした後味が実現されているんですよ。

それにしても、やっぱり「透明なのにミルクティー」なのが不思議すぎます。レストランで水として出されたら、飲むまで気付かなさそう…。

9月26日から全国で販売中。131円 (参考小売価格、税別)。550 ml。自動販売機専用(280 ml)は115円 (参考小売価格、税別)。紅茶飲料

【5位】キリン午後の紅茶<アップルティーソーダ 赤リンゴ&青リンゴ> 赤・青リンゴのハーモニー♪

「キリン 午後の紅茶 <アップルティーソーダ 赤リンゴ&青リンゴ>」(キリンビバレッジ)

5位は期間限定商品の「キリン 午後の紅茶 <アップルティーソーダ 赤リンゴ&青リンゴ>」(キリンビバレッジ)。「午後ティー」新アイテムで、紅茶でありつつ“炭酸飲料”というドリンクです。

芳醇な赤リンゴ果汁だけでなく、爽やかな香りの青リンゴ果汁も加わったのがポイント。炭酸感もアップしていて、紅茶の華やかさと甘酸っぱいリンゴの上品で爽快なおいしさが楽しめます。

そして、ディズニーファンにたまらないのが、このパッケージ! それぞれにディズニーキャラクターと「A」「E」「L」「P」のアルファベットが描かれた、4種類のパーティーボトルが展開されています。「APPLE」とつづりたい人は、「P」を2本買ってくださいね♪

10月24日から全国で販売中。140円 (参考小売価格、税別)。500 ml

【6位】コメとムギ 国産米・麦使用のノンカフェイン・ノンカロリー飲料

「コメとムギ」((株)サーフビバレッジ)

6位に入ったのは、コメと麦(大麦・麦芽)のみを使った無糖の穀物飲料「コメとムギ」(サーフビバレッジ)。コメと麦はすべて国産、コメはコシヒカリを使用-という原材料にもこだわった清涼飲料です。

女性社員だけで構成された企画チームが発案から企画・開発に至るまで関わっていて、ターゲットは通勤時の女性なのだそう。焙煎して引き出したコメのやさしい甘み、大麦・麦芽のすっきりとした香ばしさが特徴で、「ずっと飲んでいても飽きない」「常温でもおいしい味、コク」を目指したそうです。

ノンカフェイン・ノンカロリーなので、お子さんや妊娠中の方にもオススメとのこと。食物繊維入りなのも女性にはうれしいですね。

9月25日から全国のスーパー、コンビニなどで販売中。オープン価格(税表記なし)。500 ml

【7位】大人のファンタ<洋梨> 洋梨、炭酸の黄金比率を極めた!シリーズ第2弾

「大人のファンタ <洋梨>」(日本コカ・コーラ(株))

7位にランクインしたのは、日本コカ・コーラの「大人のファンタ <洋梨>」。2月に発売された「ピーチ」に続く「大人」シリーズ第2弾です!

10~11月に旬を迎え、近年人気急上昇中の「洋梨」のおいしさを味わえる一品。洋梨の味わい、「ファンタ」ならではのシュワシュワ炭酸の刺激が最もバランス良く味わえる“黄金比率”で、洋梨果汁を配合してあるんですよ。

さらに洋梨ピューレもブレンドしてあるので、より本格的かつぜいたくなおいしさに仕上がっているそう。純水仕立て、合成着色料・保存料不使用と、品質にもかなりこだわっています。ターゲットとなっている30~40代中心の大人世代ならずとも、一度飲んでたくなりますよね!

10月23日から全国販売中。140円 (参考小売価格、税別)。410 ml、ペットボトル。炭酸飲料。なくなり次第終了ですので、ご購入はお早めに。

【8位】JIN JIN Ginger 高知県産の生姜汁100%使用

「JIN JIN Ginger」(伊藤園)

「生姜好きにも嬉しい辛口ジンジャーエール」として登場したのが、8位の「JIN JIN Ginger」(伊藤園)です。3位の「おやすみGINGER」に続く“ショウガもの”です。

ショウガ生産量日本一を誇る高知県産の生姜汁を100%!使用というこだわりのドリンクでして、しかも香料不使用。ショウガ本来の本格的な辛みと香りが楽しめる、気持ちまで“ジン♪ジン♪”する本格ショウガ炭酸飲料に仕上がっております。

10月16日にコンビニエンスストアで先行販売をスタートし、10月23日から全国で販売中です。140円 (参考小売価格、税別)。450 ml、ペットボトル

【9位】RAIZIN<ZERO> 糖類、カロリー0でも気分リセットOK?

「RAIZIN <ZERO>」(大正製薬(株))

9位は、新炭酸飲料「RAIZIN」の糖類ゼロバージョン「RAIZIN <ZERO>」(大正製薬)です。

「RAIZIN <DRY>」をベースに、糖類とカロリーが0となった商品。ジンジャーと香辛料の辛みを感じるキレのある風味で、気分がリセットできるような飲用感を特徴としています。ここにもショウガのドリンクが登場ですね! ターゲットは、「仕事も趣味も充実させたいと願うビジネスパーソン」なのだとか。コレを飲んだら仕事がはかどって、趣味の時間もバッチリ取れる…かも?

9月19日から全国のコンビニエンスストア、大正製薬ダイレクトオンラインショップ(https://www.taisho-direct.jp/)で販売中。190円 (参考小売価格、税別)。185 ml、缶。炭酸飲料

【10位】い・ろ・は・す HOT<焼きりんご> シリーズ初のホット商品! 寒い冬にいかが?

「い・ろ・は・す HOT <焼きりんご>」(日本コカ・コーラ(株))

10位となったのは、日本コカ・コーラの「い・ろ・は・す HOT <焼きりんご>」でした。この冬にしか味わえない“焼きりんご”フレーバーで、「い・ろ・は・す」初のホット製品なんですよ!

その実態は…と申しますと、厳選された日本の天然水に津軽産リンゴのエキスを加えたフレーバーウォーター。秋から冬にかけて旬を迎えるリンゴを焼いた香ばしさに、はちみつの甘さ、シナモンの香りが組み合わせられています。天然水由来ならではのすっきりとした味わい、ほどよい甘さと香ばしさを味わえる、寒い冬に合うお味となっております。

10月9日から全国で販売中。130円 (参考小売価格、税別)。280 ml、ペットボトル。清涼飲料水

 

秋から冬に移り変わる時季にあたる今回のランキング。焼き芋やショウガ、リンゴなど、秋冬を感じさせるテイストやホット飲料が目立ちましたね。皆さんも寒いときやお疲れのときなど、ご紹介したドリンクで“ほっこり”してみてくださいね♪

◇日本食糧新聞の会員制情報サイト「食@新製品」の10月の情報をもとに記事を作成しています。