マルイチ産商グループで長野県内最大の業務用卸、ナガレイは10月18、19の両日、長野市と安曇野市でそれぞれ、冬季総合食品フェアを開いた。今回のテーマは「美味しい、ヘルシー、パワフルな食の提案」。

ウインタースポーツのゲレンデ需要到来を前に、アスリート向けのメニューや学生合宿、修学旅行などに配慮したアレルギー対策商品、来年2月に迫った韓国の平昌オリンピックを意識した韓国メニューなどが注目を集めていた。

2日間で延べ140社が出展し、外食や給食事業、医療・介護施設などから合わせて約1200人が来場した。

アスリート向けのメニューでは、疲労回復に向けて野菜やフルーツ、鶏肉などを組み合わせた「パワーサラダ」、体力アップを促す高タンパク質料理、スーパーフード商品などを紹介。アレルギー対策では、「みんなが同じメニューを楽しめる」(ナガレイ担当者)ように配慮したメニューが並んでいた。

三野吉永社長は、「ゲレンデでは、増加が続く外国人スキーヤーらによるインバウンド需要や、多彩なメニューを楽しむ『ゲレ食』が広がっている。こうした変化をとらえ、さらに盛り上げる仕掛けに取り組んでいく」と語った。

◇日本食糧新聞の2017年10月27日号の記事を転載しました。