ソーセージ本場のB級グルメ「カリーヴルスト」のおいしい作り方と食べ方【11月1日は、ソーセージの日】
中央ヨーロッパ・ハンガリーの首都ブダペスト在住フードライター旅野きっこです。ヨーロッパには日本とまた異なる食文化がいっぱいで、美味しいお酒とともに各地のグルメを堪能する日々を送っています。今回はハンガリーではなく、ドイツで美味しい「ソーセージ」を使った料理をご紹介。ベルリン名物「カリーヴルスト」の登場です!
ドイツやオーストリアはソーセージがとても美味しい
「カリーヴルスト」って聞いたことありますか?ベルリン在住の人やベルリン旅行をした人の中で、知らない人はいないであろうこの料理は、B級グルメでありながら国をまたいで有名なのです。
ドイツ語圏、即ちドイツはもちろん、お隣のオーストリアもソーセージがとても美味しい地域であり、土地のグルメを食べようとすると必ずソーセージを使ったメニューが登場します。ドイツでは土地の名前に「er」をつけたものがソーセージの呼び名となります。
例えばミュンヘンならばミュンヘナー、フランクフルトならフランクフルターです。また、ドイツでもオーストリアでも同じヨーロッパでありながら、スーパーでさえも美味しいソーセージが沢山並んでいるので、ハンガリーから訪ねるとワクワクします。
「カリーヴルスト」とはどんなもの?
では早速「カリーヴルスト」とは何か?を説明します。ベルリンの屋台などで注文する「カリーヴルスト」は、ソーセージを等分に切ったものをグリルし、紙皿にのせてケチャップベースのソースにカレーパウダーをふったもの。主にフライドポテトとともに食べるのです。
たったこれだけの料理ですが、ベルリンのあちこちに様々な店舗があり、各店でケチャップソースの味を変えてみたりしながら、世界各国からお客さんを集めています。ビール大国であるドイツの名物だけあって、もちろんビールにもすごく合うのです。
実際にドイツへ行くと、それほど食べるものがない…だとか、ソーセージとビールとジャガイモとザワークラウト(キャベツの酢漬)ばっかりなんていう声をよく聞きますが、まさにその通り。筆者がドイツに訪れた時もやはりそれがメインになっていました。
簡単だから「カリーヴルスト」をおうちで楽しもう!
けれど寒いドイツの街中で小腹がすいた時に、「カリーヴルスト」はなんだかとても美味しいのです。こんなにおいしいのだから、そしてとても簡単だから、せっかくならご家庭で試してみませんか??
用意するものは美味しい太めのソーセージと、カレーパウダーとケチャップだけです。あとは添え物としてのフライドポテト。フライドポテトはジャガイモと油だけです。そして、もしウスターソースなどあれば、ケチャップと混ぜてオリジナルソースを作って試してみましょう。
それでは家庭で作る時の手順をご説明します。
<作り方>
- まずは太めのソーセージを3cm~4cmにカットします。オイルをフライパンに熱してカットしたソーセージを焼きます。
- お好みの加減に焼くまでの間に、ケチャップソースを作ります。ケチャップだけでも美味しいし、ケチャップにウスターソースや少量のハチミツや好きなスパイスなど合わせて好みの味を作ります。
- グリルしたソーセージがしっかり焼きあがったら、お皿にソーセージを立てて並べます。そこに先程のケチャップソースをかけましょう。なければケチャップだけでも大丈夫!最後に好みの量のカレーパウダーを振りかけます。
余裕があればフライドポテトを添えて。筆者はついでにハンガリー名物のパプリカパウダーもちょっとだけ振りかけます。これだけで完成!
いかがでしたか?国をまたいで愛されている「カリーヴルスト」はホントに簡単でとっても美味しい料理なのです。ベルリンではもちろん食べなくてはなりませんが、家庭でもビールとともに楽しめる「簡単B級グルメ」なのです。ちょっと美味しいソーセージが手に入って、普通のグリルやボイルに飽きた人は1度お試しください!
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