クラフトビール×京料理 リノベーションした町屋で
キリンビール子会社のスプリングバレーブルワリー(SVB)は9月7日、クラフトビール専門店「SVB京都」(京都市中京区)をオープンさせた。
東京、横浜に続く3店目。「クラフトマンシップ」「食」「日本の美意識」をテーマに、SVBの体験型ブリューパブとして、伝統と革新が融合する新たな食文化、ビール文化における西の情報発信拠点として位置付けている。
SVB京都は錦市場からほど近い場所に位置し、築約100年の伝統的な2階建ての町屋をリノベーション。来店客から見える場所に年間約12klの製造能力のある醸造タンクを設置している。
ビール類は6種類の定番「SVBコア」シリーズを中心に、季節やテーマに合わせた限定品や京都でしか飲めない商品などを提供する。料理は旬の和素材をアレンジし、ビールとのペアリングを楽しめる“和クラフト料理”が楽しめる。
オープンを前にした5日、同店でメディア向けの内覧会が開かれ、布施孝之キリンビール社長は「西日本の情報発信拠点として、京都店を開業させていただく。ここを通して、クラフトビールのマーケットを活性化していければ」と語った。
和田徹SVB社長は「わくわくするビールの世界を体験する場所にしたい」と話した。三浦太浩SVB京都ヘッドブリュワーは「今までのクラフトビールより、さらに食とのペアリングや、京都の旬を意識した商品づくりをしていきたい」と意気込みを語った。
◇日本食糧新聞の2017年9月15日号の記事を転載しました。
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