日頃なかなか自分の学習にまで手が回らない!多忙な日々をお過ごしの先生方などに向けて、「食物実技講習会」を都内会場にて開催します。家庭科教諭、栄養士さん向けとなっておりますが、食に興味のある方の参加も大歓迎です。今年は7月27日、28日の2日間の開催です。

1日目は家庭料理の実習!とっても盛りだくさんの内容

食物実技講習会は、今年で第38回目となります。昨年は料理研究家 杵島直美先生の「夏やさいたっぷりの家庭料理」と題して実習しました。講師がデモンストレーションを実施しながら食材の下ごしらえの仕方や調理のコツも教えてくださいました。調理実習の際には質問を受けたり、丁寧に指導もしてくだいます。是非この機会に、調理技術の上達をしませんか。新たな発見も期待できます!

夏寿司、なべしぎ、氷鉢、切り干しの胡麻サラダ、山形のだし・杵島流

2日目は総菜パンの実習、チョコチップスティックとピザ作り

今回のパン作りは、同じパン生地で、チョコチップスティックとピザを作りました。参加者からは、初めて作ったが力のいる作業だった、再度自分で何度かやる必要があるなどの意見が多くありました。小麦粉の話と共に発酵の観察ができてよかった、計量が大事であることが理解できた、という意見もありました。

また、給食でも少しずつ手作りパンを取り入れているが、ふくらまなかったり、焼き上がりで固くなってしまったり失敗もあったが、今回の実習や先生からのお話の注意点やコツ、配合割合など詳しく、教えていただき、次回からも献立作成時の手作りパンレシピに生かしていきたい、等、基本的な部分においての再確認ができたということが参加者の皆様の感想からもわかりました。

食物実技講習会は、今年で第38回を数えます

この講習会は、文部省(現 文部科学省)からの依頼により家庭科教諭の食品の知識と調理技術の習得のため研修会として始まったものです。毎年、家庭科教諭及び栄養士の方々に役立つ内容にしたいと工夫しております。食生活は社会の変化に伴って多様にまた個性的に営まれております。食品の選択によっては生活習慣病の原因ともなりますので原点をみつめた実践が大切であることはいうまでもありません。この講習会は、食品の選択に必要な知識と技術を修得するために開くものです。是非多くの方にご参加いただきたいと思います。

申し込みは、栄養改善普及会まで電話か(TEL03-3409-3232)メール(fukyukai@alto.ocn.ne.jp)で「食物実技講習会参加希望」ということでご連絡ください。