カバヤ食品は、人気チョコビスケットの「さくさくぱんだ」をリブランディングする。コアターゲットを子どもから「女子高校生」に変更し、女子大生、OLまでを含めた層に「さくさくぱんだ Sakupan(さくぱん)」として9月19日に新発売。

5日開催のPR発表会で、同社マーケット・バリュー戦略部カテゴリー戦略室第1Gの椿原淳史氏は、今回のリブランディングについて「発売から21年が経過した『さくさくぱんだ』を時代のニーズに応えることができる日本を代表するチョコビスケットに昇華させるため」と説明。

新たに、情報伝達力の高い女子高校生をコアターゲットに設定し、「恋が咲く」をテーマに日常のコミュニケーションツールとして活用できるようコンセプトを見直した。

さらに、商品の魅力を伝えるキャラクターも刷新し、ニューヨークを拠点に活動する世界的なイラストレーターであるジェフリー・フルビマーリ氏を起用し、コアターゲットに設定した女子高校生に「突き抜けた魅了を感じてもらえる」キャラクターに変更した。

品質も、おいしさへの追求を徹底的に行い、チョコレート、ビスケットの品質を一から見直した。1層目は、まろやかなミルクチョコレートで、2層目にカカオ感のあるセミビターチョコレートとミルクチョコレート、サクサク感のあるビスケットを組み合わせた。

なお、ビスケットは原材料の配合や製法を見直し、香ばしさやサクサク感を向上させた。パンダの顔の種類は全部で70種類を用意した。

パッケージは、ブロンズゴールドをベースカラーに、ジェフリー・フルビマーリ氏が描き下ろした新キャラクターをデザインした。パッケージは全10種類を揃えた。47g、150円(税別)。

販促は、シンガーソングライターの片平里菜の楽曲を起用し、ジェフリー・フルビマーリ氏のイラストが「恋が咲く」シーンを描いた内容のTVCMを放映し、交通広告も展開する。

さらに、全70種の内、ハートの目をしたパンダを見つけて、ツイッター、インスタグラムでシェアすると抽選で1000人に「オリジナルSakupanマスコット」が当たる「恋するさくさくぱんだを探せ!キャンペーン」を展開する。

◇日本食糧新聞の2017年9月11日号の記事を転載しました。