秋田県秋田市在住のたべぷろ編集部員・山下雄二です。秋田は私の生まれた場所で、祖父母も一緒に暮らしていたことから秋田の郷土料理や昔の文化と触れることも多かったです。豆腐カステラは横手を代表するローカルフード。戦前からある食べ物で、小麦粉や卵が十分に手に入らなくても作れるお菓子として生まれたそうです。藤倉食品は豆腐への敬意をこめて「豆富かすてら」という商品名で売っています。

豆腐カステラの食べ方、聞いてみました

9月9日は食べ物を大切にする日です。これは9→NINE(ナイン)→“ない”というかけ言葉で、食べ物を「捨てない(ナイン)」「残さない(ナイン)」の語呂合わせにしています。だから9が二つ並んだ9月9日になっているんですね。申請したのは料理教室を開いている一般財団法人ベターホーム協会です。

豆腐カステラについて調べてみると「醤油とわさびで食べるとおいしい」という情報がありました。しかし、せっかくなので他の食べ方も知りたいと思い、藤倉食品に問い合わせてみました。するとこのような返信がありました。

“おすすめの食べ方としましては、レンジで温めていただきますと出来立ての味を、その他には細かく切っていただいてちらしずしやサラダの具材としても美味しく召し上がっていただけると思います。“

「豆腐カステラってこんなに食べ方があったの!?」と思わず驚きました。そもそも、醤油とわさびで食べたこともないのでどんな味がするのか楽しみです。

色々試してみましたが、わさび醤油がベスト

さっそく、「豆富かすてら」を買いました。基本的には手ごろな厚さに切ってそのまま食べます。食感はカステラというより豆腐やかまぼこのようですがしっかりと甘く卵の風味も感じられます。「お菓子とおかずの中間」といえますね。

切ってみました。

おつまみとしておすすめなので、お酒も用意します。早速わさび醤油で食べてみましたが、これはおいしいです。豆腐カステラの甘さが醤油とうまくバランスが取れていて、わさびを添えることで後味がすっきりします。意外にたっぷりつけても辛さは感じません。

次に、できたての味を楽しむため電子レンジで温めます。色が黄色っぽくなっているのは豆腐カステラ本来の色です。温めることで香りが広がり、食感も柔らかくなりました。こちらも美味しいです。

わさび醤油以外ではどんな味がするのか?ということで、からし、しょうが、ケチャップ、マヨネーズなども試してみました。

サラダの具材でもおいしい、そして…

結論として、何かをトッピングして豆腐カステラを食べるならわさび醤油がおすすめです。次に、豆腐カステラを刻んでサラダに入れてみました。白い角切りのものが豆腐カステラです。

豆腐カステラは美味しいのですが、当然サラダが甘くなります。甘いサラダが好きならただ加えるだけでOKですし、甘さを控えめにしたいときは塩味を強くすると良いです。ちなみに、このサラダのレシピはきゅうり、カニカマ、ハムをマヨネーズで和えています。

このように、いろいろな食べ方があることを教えてくれた藤倉食品には本当に感謝です。

ところで、豆腐カステラにはなんとチョコ味やチーズ味、カボチャ味などが売られています。こちらも買ってみました。

切るとこのような断面図で想像以上にチョコレートの香りがします。一口ほおばってみるとチョコレートの風味が強く、豆の香りが控えめになっています。人によってはプレーンのものより食べやすいかもしれません。これはもう、立派なお菓子です。

しかも、チョコ味の豆腐カステラもわさび醤油とよく合います。恐る恐る試してみましたが、これは大きな発見だと思います。

豆腐カステラは通販もあるようです。皆さんもいろいろな味の豆腐カステラでオリジナルの食べ方を探してみませんか?