トーホーグループは2日、社員の子どもたちが親の職場を見学・体験する「トーホー子ども参観日」をトーホー本社で開催した。本社棟勤務社員の子どもら18人が同社を訪れ、グループの主要事業の一つであるトーホーストアの疑似体験など、職業体験を行った。

この取組みは子どもが親の職場や働く姿を見て、仕事を身近に感じることで、親子の絆をより深める目的で開催している。今年で8回目となるこの取組みは、神戸市教育委員会からも子どもたちの職業観を育て次世代育成に向けた社会的責任を果たすものとして評価され、継続実施を要請されている。

オリジナル弁当作り体験にはトーホーの食材が利用された

中でも昨年から実施している「トーホーキッズトライアル」では、地域密着型スーパー・トーホーストアの業務に挑戦。本格的なレジ打ち体験や、栄養について学んだ上で「お父さんを元気にする」などのテーマに沿ったオリジナル弁当作りを体験した。

そのほかに社長との交流会、コーヒー講座・豆ひき体験、社内施設見学、職場訪問も行い、参加した子どもたちは「昨年も参加して今年も楽しみにしていた」「レジ打ち体験は緊張したが楽しかった」と話した。同社は今回、創立70周年の特別企画として、「肩たたき券」や「外食に連れて行って貰える券」など、帰宅後も親子の絆が深まるプレゼントも用意された。

◇日本食糧新聞の2017年8月9日号の記事を転載しました。