被災時にも温かい食事できる缶詰防災備蓄セット
国分グループ本社は21日から、缶詰の特性を生かした防災備蓄品のセット商品を発売。野菜や乳製品を使ったメニューの缶詰を温めて食べられる設計で、化粧箱は組み立てればテーブルとしても使えるのが特徴だ。
商品名は「K&K 非常用缶詰・食事セット」。東日本大震災の被災者のアンケート結果から、被災地に届く食品は魚や肉、パン、カップラーメンといった商品が多く、「温かいものが食べたい」「野菜や卵、乳製品がとれない」といった要望や悩みを把握。
そうした被災者の要望に応え、家庭用の防災用品として野菜や卵、乳製品を使ったメニューの缶詰とともに、缶詰を温められる備品もセットとして盛り込み、温かい食事を食べられるよう工夫。セットの化粧箱には取っ手をつけて持ち運びを容易にし、組み立てるとテーブルとしても使用できる。
希望小売価格は5000円(税別)。賞味期間は36ヵ月。セット内容は次の通り。
〈缶詰〉「トマト玄米リゾット」「かぼちゃの煮物」「ごぼうとじゃがいもの和風ポタージュ」「大人プリン」
〈備品〉缶詰ウォーマーマッチ、ウエットティッシュ、フォーク・スプーン、テーブル(化粧箱を組み立てて使用)
◇日本食糧新聞の2017年8月7日号の記事を転載しました。
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