太子食品工業は「六穀納豆 40g×2」「オーツ麦入り国産ひきわり納豆 40g×2」を9月から発売している。商品コンセプトを「全粒穀物の力で、美味しく健康に」とし、穀物リーディングカンパニー・はくばくの原料を使ったコラボ商品。食物繊維と納豆菌の相性の良さから整腸作用の効果を期待できるのが特徴で、素材のうまみを引き立たせる本醸造醤油たれを添付した。販売価格は各178円(税込み)。東日本エリアで展開し、初年度累計72万個の販売を目指す。

「六穀納豆」(賞味期間15日)では六穀「大豆、赤米(あかまい)、黒米(くろまい)、餅黍(もちきび)、粳稗(うるちひえ)、赤粟(アマランサス)」を全粒のまますべて使用することで、穀物そのものの力を最大限に引き出す。

1パック当たり2.8gの食物繊維だけでなく、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養成分も豊富。また、大豆と雑穀の絶妙なバランスでぷちぷちとした雑穀の食感と大粒大豆の軟らかさも楽しめる。

「オーツ麦入り国産ひきわり納豆」(賞味期間9日)は、食物繊維の豊富なオーツ麦をサイズの近いひきわり納豆と組み合わせて独自の食感を生み出し、食べる楽しさを演出する。

雑穀は栄養価の高さや健康志向の高まりを受け、近年の市場は拡大傾向が続く。今回の2品は同社が創業期に製造していた「はと麦納豆」からヒントを得て開発した。「納豆といえば健康のイメージが強いが、さらにおいしく健康な生活を送ってほしい」(同社)と抱負を語る。

◇日本食糧新聞の2023年9月1日号の記事を転載しました。