アジア初「オランウータンコーヒー」認証、環境に優しく高品質なコーヒー豆
小川珈琲はアジア地域初となる「オランウータンコーヒー」認証を受けたコーヒー豆「インドネシア スマトラ オランウータンコーヒー」を今年春から発売している。また、創業65周年記念として5日から9月30日まで、同商品を含めた環境認証コーヒー4種セットが当たる「一杯のコーヒーからできること」キャンペーンを実施する。
「オランウータンコーヒー」は、コーヒーの生産量世界4位のインドネシアで、オランウータンと熱帯雨林保護活動、環境に配慮した栽培を行うコーヒー生産者を応援するプロジェクト。生豆の売上げは保全活動を行う非営利財団とコーヒー生産者に対して還元され、環境保全に役立ちながら消費者にもおいしくて高品質なコーヒーを届ける。
同商品は現在、直営店やインターネット、ライフスタイルショップで販売され、豆・粉(各150g、1080円)、ドリップコーヒー(5杯分、756円)の三つのラインアップが揃う。ターゲットは30~40歳の、環境問題に敏感でライフスタイルに高付加価値商品を求める層。シンプルなイラストと白いパッケージでデザイン性を高めた。発売初年度となる今年は、売上げ目標5000万円を目指す。
他社に先駆けて、有機JAS、バードフレンドリー、フェアトレードなど環境に優しい認証コーヒーを取り扱い、普及に取り組んできた同社。コーヒーには「飲む人だけを満足させるだけではなく、あらゆる人や環境をも満足させる価値」もあるとして、より一層のコーヒー産地での自然環境の保護、労働環境の改善を行う方針を掲げる。
その考えを反映した今回のキャンペーンでは、クイズ応募で有機珈琲オリジナルブレンド、フェアトレードモカブレンド、バードフレンドリー、オランウータンコーヒーの各ドリップコーヒーセットが当たる。キャンペーン特設サイト、店頭掲示の専用はがきなどから応募。
◇日本食糧新聞の2017年8月4日号の記事を転載しました。
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