大暑(7月23日~8月6日頃)は1年で一番暑くなる時期。仕事や運動の後は「とりあえず、ビールと枝豆」という人も多いでしょう。枝豆は大豆を未成熟な状態で収穫したもの。アミノ酸の仲間のメチオニンがアルコールの分解を助け肝臓への負担を軽くし、リン脂質のレシチンが肝臓にたまった脂肪を分解するとされます。この組み合わせは、「ぴったりでおいしい」だけでなく理にかなっているのですね。

枝豆は「畑の肉」と言われ良質なたんぱく質が豊富。ビタミンB1、B2に加え、ビタミンCも含みます。薬膳学では暑い夏、冷たい飲み物や食事は脾胃を傷つけることに。枝豆で胃腸の元気を取り戻しましょう。

【材料】(2人分)
枝豆(さやつき) 120g
きゅうり 1本
ブロッコリースプラウト 小1パック
サラダ菜 2枚
梅干し 中1個

A すり白ごま 小さじ1
A オリーブオイル 小さじ2
A はちみつ 小さじ1

枝豆の画像

【作り方】

  1. 枝豆は塩ゆでし、さやから出しておく。きゅうりはさいの目に切る。
  2. 梅干しは種を取り出して細かく刻み、Aを混ぜる。
  3. 器にサラダ菜を敷き、(1)とブロッコリースプラウトを盛りつけ、(2)をかける。

※エネルギー117kcal たんぱく質4.3g 塩分0.8g(1人分)

(国際薬膳師・中医薬膳専門栄養士飯田和子)

◇百菜元気新聞の2023年7月1日号の記事を転載しました。