はくばくは今秋、レトルト食品の新ブランド「穀DELI」シリーズを立ち上げ、「もち麦リゾット」2品を発売した。「テレワークの拡大などでランチ時間は減少傾向にあり、ソースと米飯がセットの1食完結型食品が伸長している」と同社。レンジ調理対応パッケージで、即食・簡便性や「もち麦」由来の「疑似アルデンテ食感」、豊富な食物繊維などを訴求軸に市場開拓を目指す。

「もち麦」と発芽玄米を使ったリゾットで、フレーバーは「バジル香るトマト」=写真(左)=と「レモン香るチーズ」=同(右)=(各180g)を展開。“ぷちぷち”した食べ応えが持ち味の「もち麦」で「アルデンテ食感が楽しめる」(同社)という。

また、「穀物の力でちょっと健康」も提案ポイント。玄米ご飯1食(150g)分と比べて、糖質は「トマト」が約70%減の15.7g、「チーズ」が約60%減の18.9g、食物繊維は「トマト」が約2.6倍の5.5g、「チーズ」が約2.9倍の6.1gと、「食物繊維の『ON』と低糖質の『OFF』をかなえる」商品に仕上げている。

発売に合わせて立ち上げたブランドサイトでは、アレンジレシピなども紹介する。希望小売価格は、それぞれ税別300円。

今秋冬の新商品ではそのほか、「もち麦」のシリアル「ザクザクローストもち麦味付」(10.8g×4袋、税別260円)、蒸して乾燥させた乾物豆「水戻し不要!カンタン!黒豆」「早くゆでられる!カンタン!小豆」(各120g、税別300円)、1~6歳児などに向けた麺長約10cmの「こどもそうめん」「同五穀」(各200g、税別350円)などを発売した。

◇日本食糧新聞の2022年9月28日号の記事を転載しました。