リードオフジャパンは、食事や飲酒を通して人生を楽しもうとする「ラテンライフスタイル」の提案を強化する。渡邊弘之社長は「日本の硬直している仕事観を変えたい。メキシコ人の生き方を参考に、よりリラックスした形で人生や仕事を楽しめるヒントを伝えていきたい」と強調。7月4日には初の単独展示会を東京都内で開き、テキーラや中南米産ワイン、有機食材など同社商品の全容を示した。

「リードオフジャパンEXPO」では約60ブランド、400アイテムを試飲・試食で紹介。手品やメキシコバンドなどさまざまなコンテンツも展開し、「来場者が楽しめて印象に残るような新しい形の展示会を目指した」(渡邊社長)。

来場者の注目を集めた台湾産ウイスキー「カバラン」

特に来場者の注目を集めたのは、6月から取り扱いを始めた台湾産ウイスキー「カバラン」。同日にはマスターブレンダーのイアン・チャン氏を講師に迎えセミナーも開催した。同品は良質な樽を使い、高気温下で短期間熟成することにより複雑でバランスのある味わいを実現。同氏は「最新鋭の香り検査機器を使い品質を一定に保っている」と説明した。メキシコ文化を前面に打ち出した販促事例も提案した。日本のお盆に当たるメキシコの祝日「死者の日」の売場づくりを紹介。頭蓋骨を模したボトルデザインのテキーラ「カー」に加え、9月発売予定のクラフトビール「デイ・オブ・ザ・デッド ダブルIPA」を試飲紹介した。

食べ方提案では、アイスバーにテキーラやリキュールをつけて食べる独自提案を行った。

◇日本食糧新聞の2017年7月24日号の記事を転載しました。