りんごには腸内環境を整える水溶性と不溶性の食物繊維が豊富。善玉菌を増やし便秘を改善します。りんごポリフェノールの健康効果にも注目。薬膳学では一物全体食として皮つきで食べるのがおすすめ。肺を潤し、乾燥から守ります。消化不良の改善や下痢を止める働きもあります。冬に備えた食養生となる「りんごの豚肉巻き」のレシピをご紹介します。

【材料】(2人分)
りんご 小1個
豚ロース肉(薄切り) 6枚
にんじん 40g
塩・こしょう 少々
片栗粉 大さじ1
油 小さじ1
ポン酢しょうゆ 小さじ2
キャベツ(せん切り) 80g

【作り方】

  1. りんご1/2個は皮つきのまま6等分のくし切りにして芯を除く。豚肉を広げて表面に塩・こしょう、片栗粉をふり、りんごをのせて豚肉で巻く。
  2. フライパンに油を温めて(1)を焼く。焼き色がついたらフタをして弱火で3分焼き、片側に寄せてにんじんと残りのりんごのすりおろしを加え、さらに3分加熱する。
  3. 火を止め、(2)のすりおろしにポン酢を混ぜてソースをつくる。皿にキャベツとソースを盛り、その上に斜め2つに切った肉巻きを盛りつける。

※エネルギー288kcal たんぱく質12.0g 塩分0.6g(1人分)

(東京栄養士薬膳研究会 管理栄養士・国際薬膳師 奈良理香子)

◇百菜元気新聞の2021年11月1日号の記事を転載しました。