子供の好き嫌いで食べてくれないことって本当に悩みますよね。ママとしては何でも食べて欲しいという気持ちは少なからずあると思います。私もすごく悩みました。
子どもが嫌いな野菜の代表格、ピーマン。独特のにおいや苦味が苦手でなかなか食べてくれず、困っているママも多いのではないでしょうか。時間のあまりない働くママでも15分以内に簡単に作れて、さらに子供にピーマンを無理なく食べてもらえるメニューをご紹介します。

ピーマン嫌い克服あんかけ丼

【材料】(4人分)
合い挽き肉　300g
木綿豆腐　1丁
ピーマン（冷凍保存したもの）　2個分
油　適量

A　水　300ml
A　醤油　大さじ3
A　酒　大さじ3
A　みりん　大さじ3
A　にんにく　大さじ1/2

・片栗粉と水を大さじ3ずつ合わせて水溶き片栗粉に

【事前準備】
ピーマンの苦味を取るために事前ひと工夫加えておきます。まずはカットして、熱湯で茹でます。茹でた後は、水を切ってフリージング用の袋などに入れて冷凍してください。茹でることで苦味が取れ、冷凍によって食感が柔らかくなって食べやすくなります。

【作り方】

1.豆腐をキッチンペーパーで包んでから耐熱容器に入れて600Wで2分加熱。

冷めたら食べやすい大きさに切ります。

2. 合い挽き肉をフライパンで炒めます。肉の色が変わってきたら豆腐とAの調味料を入れさらに炒め、水溶き片栗粉でとろみをつけてください。

3.下ごしらえしておいたピーマンを細かく切り（2）に入れて混ぜ合わせます。

4.ご飯の上に（3）をかけて完成です。

副菜にお浸しや煮物、お味噌汁に芋類やわかめを入れると、さらに栄養バランスがアップします。

下ごしらえでピーマンを新しい感覚に

子供は、苦味と食感からピーマンへの苦手意識を持ち続けてしまっているものです。事前に茹でておけば苦味がある程度おさえられ、冷凍によってピーマン本来の食感から離れます。

下ごしらえした、ピーマンをあんかけの中に入れることでさらにピーマンの苦味などがコーティングされ、ピーマン独特の臭みなども分かりづらくなります。また、さらにピーマンを油で炒めても苦味などが分かりにくくなるのでおすすめです。

【働くママへのエール】ピーマン克服で子どもと喜びを分かち合おう

下ごしらえしたピーマンは今回のあんかけ丼だけでなく、さまざまな料理にも応用がききます。ピーマンが見えていて全く手をつけない子には、肉団子やハンバーグの中に混ぜ込むなどして全くわからない形で食べた後に種明かしをしてみてください。「ピーマンさっき食べたんだよ！」と報告すれば、子どもは「苦手なピーマンを食べられたんだ！」と喜びますよ。

好き嫌いがあるのは仕方ないことです。大人でもありますよね。でも、こうした食べやすい工夫をした料理で、少しでも苦手なものが食べられるという自信をつけていくことで、少しずつ嫌いなものを好きに変えていけたらいいですよね。

（4人の子のママ管理栄養士　吉村麻代　＠yoshimuramayo）