千葉県習志野市在住、管理栄養士の戸田綾子です。ワーママさんにとって、夜ごはんの準備時はとにかく忙しいことでしょう。でも、かわいい赤ちゃんの離乳食は手作りしてあげたい!と思うママは多いと思います。15分で作れる「じゃがいもポトフ」を、試してみてください。この1品で、多くの食材を食べさせることができるのでおすすめです。

じゃがいもポトフのレシピ

離乳食の初期から食べさせられるメニューです。じゃがいも、にんじん、ブロッコリーなどを、コンソメ(赤ちゃん用)ベースで煮込んで、フードプロセッサーにかけます。

【材料】(6〜7食分)
じゃがいも 1個
にんじん 1/4本
ブロッコリー 3カケ
コンソメ(赤ちゃん用) 小さじ1程度

【作り方】
1.じゃがいも、にんじんは粗みじん切りにして、ブロッコリーは葉先の部分を小さく切っておく。

2.鍋にじゃがいも、にんじんを入れて水から茹でる。

沸騰したらブロッコリーと赤ちゃん用コンソメを加える。

3.柔らかくなったら火を止めて、フードプロセッサーにかけて細かくする。

4.適度に攪拌されたら、完成。

小分けにして、冷凍庫にストックしておくとよいでしょう。

大人用のメニューと一緒に作れば時短に

「じゃがいもポトフ」という名前にもなっている通り、じゃがいもはトロミがつくので必要不可欠な食材ですが、その他の食材はお好みのもので問題ありません。そのため、大人用の夜ごはんの食材から使えるものを活用するというのがおすすめです。

わざわざ離乳食用に食材を洗って切って用意するのではなく、大人用を作るついでにと考えるだけで、ママの負担が軽減されることでしょう。鍋を別にするだけで大人用の一品と一緒に作れてしまうので、手間がかからず時短につながります。

また、食材を柔らかく茹でた後にフードプロセッサーを使うことで、数秒で細かく潰せるのでおすすめです。すりこぎで潰すよりも断然早く出来上がるので、活用してみてください。

1品で多くの食材を食べさせられます

赤ちゃんが1食に食べる量は本当に少しなので、ポトフにすることで1品で多くの食材を食べさせられます。今回はじゃがいもの他ににんじん、ブロッコリーを使いましたが、その他にはたまねぎ、キャベツ、ほうれん草、白菜などがおすすめです。

多くの食材を食べさせたい理由として、さまざまな食材に慣れさせたいという思いと合わせて、栄養価についても気になるところでしょう。ここで挙げた食材に豊富に含まれている栄養価を紹介しておきます。

じゃがいも・・・ビタミンC、食物繊維
にんじん・・・βーカロテン
ブロッコリー・・・ビタミンC、葉酸、食物繊維
たまねぎ・・・硫化アリル
キャベツ・・・ビタミンC
ほうれん草・・・ビタミンB、鉄、葉酸
白菜・・・ビタミンC