「○○カツ」というとトンカツやチキンカツが定番ですが、忙しいワーママにおすすめのフライはハムカツです。フライは衣を付ける作業が面倒なイメージがありますが、バッター液を使えば大幅に時短&楽ちんになります。今回は、10分でできるハムカツのレシピやアレンジ方法を紹介していますので、ぜひ作ってみてください!

バッター液を使ったハムカツのレシピ

バッター液とは、薄力粉、卵、水を混ぜた衣となる生地のことです。粘着力があり、しっかりと食材やパン粉と絡むことでムラなく衣がつきます。ハムは薄切りのものを3~4重ねても、棒状のものを1~3cmほどの厚さにカットしてもいいので、お好みのハムを使ってください。

【材料】(2人分)
ハム 厚さ1cmのものを4~6枚
塩こしょう 少々
卵 1個
薄力粉 50g
水 50cc
パン粉 約50g

【作り方】
1.カットされていないハムは1~3cmの厚さにカットする。スライスハムを使用する場合は3~4枚重ねる。
2.ハムの両面に軽く塩こしょうをする。
3.バッター液を作る。ボウルに卵・薄力粉・水を入れて、泡立て器でダマがなくなるまでよく混ぜる。

4.ハムをバッター液にくぐらせ、パン粉を付けたら手でグッと押さえてハムと衣をしっかりと密着させる。
5.鍋に深さ2cmほどの油を入れて180度に熱し、片面1分30秒を目安に揚げてこんがりときつね色になれば完成。

パン粉が一瞬でつくので時短に

通常フライは、薄力粉、卵、パン粉の順番に衣をつけますが、粉が飛び散ったり手が衣だらけになったりととても面倒に感じませんか?

一方バッター液を使うと、バッター液からパン粉というように工程を少なくするだけでなく、粘着力の高いバッター液のおかげでパン粉が一瞬でつくのでかなりの時短になります。

ハムは型崩れしないので箸でちょっとくらい乱暴にバッター液にくぐらせでもOK。パン粉をつけた後に押さえれば、手も全く汚れません。

バッター液をつけることで均等に厚く衣が付くのもメリットです。さらに今回は薄力粉を多く入れることでバッター液のとろみを強くしているので、薄いスライスハムを使ってもサクサクの衣がたっぷりとついてボリューム感UPします。

また、ハムはもともと火が入っているので、トンカツやから揚げなどの生の食材を使う料理に比べて揚げ時間が大幅に短縮できるのも時短になる理由のひとつです。

ハムカツはお肉が噛み切れない子どもにもおすすめ

筋が多かったり弾力があったりするお肉は噛み切りにくく、嫌がるお子さんも多いですよね。我が家の2歳の娘も、大好きな野菜類なら少しくらい固くても頑張って食べるのですが、お肉はよく噛み切れずペッと出してしまいます。

でも、ハムカツは食べやすいようであっという間に完食してくれました。「お肉があまり好きじゃない…」というお子さんでもハムカツは食べやすいはずです。

また、ハムカツはご飯にもパンにもあうので、少し多めに作ってアレンジを楽しむのもおすすめ!キャベツと一緒にパンではさんでハムカツサンドにしたり、卵でとじてなんちゃってかつ丼にしたりしても美味しいですよ!

ぜひ、夕飯を作る時間が限られている日にはバッター液を使って10分でハムカツを作ってみてください。