こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です!気温が上がってきて過ごしにくい日が増えてきましたね。今年は特に新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす期間が多かったので、いきなり外に出たら気温の変化についていけずバテ気味になってしまう方も多いのではないでしょうか? バテ気味になると食欲も落ち、体力まで落ちていってしまうという悪循環に私もよく陥ってしまいます。そこで、試してみたのが具材がしっかり入っているのに冷たくてサラサラッと食べていける冷や汁です。
私はもともと冷や汁好きですが、子どもは食べられないかなぁ?と疑いつつ出したらまさかの大ヒット! 自分でかき込んでくれるほどだったのでレシピを共有します。

サバ缶で超手軽に!即席冷や汁

宮崎の冷や汁にならうなら干物やすり身を使って作りますが、もっと時短で作れないかと考え、サバ缶を使ったレシピを考えました。サバ缶を使えばわずか5分!

お米さえ炊いておけば超スピードメニューで食卓に並べられるので、忙しいワーママにもぴったりです。

【材料】(3人分)
サバ水煮缶 1缶
木綿豆腐 半丁
キュウリ 1本
青じそ 4枚

水 400cc
味噌 大さじ2
白すりごま 小さじ2

ごはん 3杯分

【作り方】
1.サバ缶を汁と具に分ける。汁は鍋に、具はお椀に入れる。

2.(1)にざっくりと崩した豆腐を加える。

3.(1)の鍋に水・味噌・すりごまを入れて、混ぜ合わせる。

4.(2)に薄く切ったキュウリと青じそをのせ、上から先ほど作った(3)の汁をかけて完成。

冷や汁とご飯を別々に食べてもいいし、冷や汁丼にしたい場合は先にごはんを入れてその上から具材をのせるようにしてみてください。そうめんのつゆのような感覚でサッパリとしています。

サバ味噌缶で!豆乳そうめん冷や汁アレンジ

続いて、冷や汁アレンジということで冷や汁を豆乳バージョンで作り、さらにごはんではなくそうめんで仕上げていこうと思います。

豆乳のクリーミーさがそうめんによく絡み、すっごく美味しいですよ! また味噌煮のサバ缶を使うのでコクもアップします。

【材料】(3人分)
サバ味噌缶 1缶
木綿豆腐 半丁
キュウリ 1本
青じそ 4枚

豆乳 400cc
味噌 小さじ3
白すりごま 小さじ3

そうめん 3束

【作り方】
1.キュウリと青じそを薄く切る。

2.鍋にサバ缶の具と汁の両方を入れ、豆乳と味噌を加えてよく混ぜる。

汁ができたら、そこに豆腐も加え具材をざっくりと潰していきましょう。

3.(2)にキュウリとすりごまを加える。

4.そうめんをゆで、(3)の汁をかけ、青じそを好みでトッピングしたら完成。

豆乳そうめんアレンジ、めちゃくちゃ合います!(笑) 先ほど紹介した基本の冷や汁はかなりあっさりとしているのですが、こちらは味噌煮を使っていることもあってこっくりとしています。お口の満足度はこちらの方があるかも。

子どもは白いスープの見た目に「食べれなそう…」と初めは言いましたが、ひと口食べたらそこからは止まりませんでした(笑)

普通にごはんにかけても美味しいですが、そうめんをこってり風味で食べたい時にすごくおすすめしたいレシピです!

まぜるだけなので超時短

暑くなってきた季節にぴったりの冷や汁を2種類ご紹介してまいりました。

冷たくいただく食べ物なので、前日の残りをそのまま食べることもできますし、家族が揃わずにバラバラの時間に食事をするご家庭でも、温める手間なくすぐに食べられるのでおすすめです。

一品で食卓に出せますが、サバ缶でたんぱく質とカルシウムがたっぷり摂れますし、キュウリや青じそでビタミンも豊富です。すぐに作れるのに栄養価が高いところもポイントと言えるでしょう。

そして何といっても加熱なしの混ぜるだけで作れるお手軽さです。基本の冷や汁はまさに超時短レシピとなっています。

これなら仕事で疲れて帰ってきたワーママでも余裕で15分以内に夜ごはんを実現できるので、冷や汁を食べ慣れていない方も是非一度試してみていただきたい自信のあるレシピです。

冷や汁は宮崎の夏の定番料理

冷や汁は宮崎県の郷土料理として親しまれています。宮崎の冷や汁は魚のすり身や干物に味噌やすりごまを加えて水で伸ばし、キュウリや青じそ、豆腐を加えてご飯にかけるのが一般的です。名前の通り冷やして食べる料理なので、宮崎の夏の料理として定着しています。

冷や汁の発祥は鎌倉時代と言われており、武士や僧侶が食べていたようです。また、漁師が釣りに行く前に自分が前日に釣ってきた魚を加えた冷や汁を食べてから漁に出ることもあったそうです。

そんな歴史の詰まった郷土料理は活力満点! 夏バテ予防に是非食卓に取り入れてみてください。