時短メニューとして便利なワンプレートメニュー。一皿に栄養を盛り込むことができるので子どもでも食べやすく、洗い物が少ないのが嬉しいですよね。中でもカレーやパスタは大人にも子どもにも人気がある献立の一つ。今回は鯖の水煮缶を使って作るカレーとパスタのレシピをご紹介します。

煮込まず作る鯖缶カレー

時間をかけたほうがおいしくなる煮込み料理と考えがちなカレーですが、鯖の水煮缶を汁ごと使えば短時間で深みのあるカレーができます。さっと炒めておいしい野菜を選んで使い、いつものカレーとは別のおいしさをぜひお試しください!

カレー自体にかかる時間が少ないので、冷蔵庫にある余り野菜を焼いて添えれば、見栄えも栄養もワンランクアップ。青魚が苦手な方も、カレーにして食べれば抵抗感少なく食べられます。

【材料】(2人分)
鯖の水煮缶 1缶(180g~200g)
玉ねぎ 大1個
トマト 大1個
にんにく(みじん切り) 小さじ1
生姜(みじん切り) 小さじ1
カレールウ 15g程度
アスパラガス 2本
サラダ油 大さじ1
ごはん 2杯分

【作り方】
1.アスパラガスは根元の硬い部分を切り落とし、皮の硬い部分はピーラーでむき、食べやすい大きさに切る。玉ねぎは皮をむいて繊維に沿って薄切り、トマトはざく切りにする。カレールウは溶けやすいよう細かく刻む。
2.フライパンにサラダ油を熱してアスパラガスを炒める。あまりいじらず焼き色を付け、火が通ったら取り出す。
3.(2)のフライパンににんにく・生姜を入れて中火にかける。香りが立ったら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める。

4. トマトを加え、トマトの形が少し崩れる程度まで炒める。

5.鯖の水煮缶を汁ごと加え、カレールウを入れて全体が馴染むまでざっくりと炒める。

カレールウが溶けたら、ごはん・アスパラガスと一緒に盛り付ける。

鯖ときのこの和風パスタ

あまりパスタと合わせるイメージがないかもしれない鯖ですが、トマトベースでもガーリックベースでもおいしく食べられます。缶詰の汁ごと使って煮詰めればソースとしてパスタとの馴染みも良く、火の通りを気にする必要がないので驚くほどあっという間に完成します。今回は大葉とレモンでさっぱり食べる和風パスタを紹介します。

【材料】(1人分)
鯖の水煮缶 1缶(180g~200g)
しめじ 1/2株
にんにく(みじん切り) 小さじ1
生姜(みじん切り) 小さじ1
大葉 3枚
レモン 1/8個
スパゲッティ 80g
オリーブ油 適量
塩・こしょう 適量

【作り方】
1. しめじは石づきを除き、食べやすい大きさに手で割く。大葉は千切りにする。
2.鍋に湯を沸かし、塩を加えてスパゲッティを茹で始める。
3.フライパンにオリーブ油とにんにく・生姜を入れて中火にかけ、香りが立ったらしめじを加えて、あまりいじらず焼き色をつける。
4.(3)に鯖の水煮缶を汁ごと加えて汁気をとばす。
5.スパゲッティが茹で上がったらザルに上げて水気を切り、(4)に加えて塩・こしょうで味を調える。
6. 皿に盛り付け、大葉を散らし、レモンを添える。

鯖缶は優秀な時短アイテム!旨味たっぷり&火を通さずに食べられる

鯖の水煮缶は汁に旨味がたっぷり含まれているので、汁ごと使えば短時間でも深みのある味になります。また、火の通りを気にすることなく仕上げられるのが缶詰の魅力。同じ魚の缶詰としてツナ缶がありますが、鯖の水煮缶はツナよりも食べごたえがあるので、夕飯のおかずとしても便利です。

今回のカレーの具のように、あまり身を崩さず使うこともできますし、パスタのように身をほぐして他の食材と馴染ませながら使うこともでき、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。また、ツナを使う時と同じような発想でサラダに加えたり、マヨネーズと和えてサンドイッチやおにぎりの具にすることも。

鯖缶なら骨まで食べられる!魚料理がもっと身近に

子どもがいると骨を取り除く手間が面倒で敬遠されがちな魚料理ですが、鯖の水煮缶なら骨まで食べやすいのでとても便利。鯖はクセのある青魚だと思いがちですが、にんにくや生姜を上手にきかせ、カレーやパスタなど親しみのあるメニューに取り入れると意外にも抵抗感なく食べられます。

子どもウケの良いメニューを考えるとどうしても肉料理に偏りがちですが、骨まで食べられる缶詰を活用すれば普段は摂りづらい魚の栄養もたっぷり食べられるのでおすすめです!