お惣菜を使った時短丼、カツの上からかける「卵とじあんかけ」を使ったレシピです。お鍋でまとめてあんかけを作って丼にかけるだけ。一人前ずつ卵とじする手間が省けて家族そろってアツアツのカツどんを食べられますよ。アレンジレシピも豊富です。

食堂風かけるカツどんの作り方

今回のレシピを思いついたきっかけは、学生時代に学食で食べた「たまご丼」を思い出したこと。家で麺つゆと卵で作ってみると、懐かしくっておいしい丼が出来ました。懐かしの食堂風レシピで今回はカツどんを作ります。

今回はスーパーのお惣菜コーナーで購入したトンカツを使います。もちろんロースでもヒレでもかまいません。あんかけのレシピは一人前の分量で記載していますので家族の人数に合わせて掛け算してください。

【材料】(1人分)
トンカツ 1枚
玉ねぎ 1/8個
卵 1個
めんつゆ(丼用で薄めに希釈) 大さじ6
みりん 小さじ1
片栗粉 小さじ1

【作り方】

1. 玉ねぎは薄くスライス。めんつゆは丼用の希釈で薄め、片栗粉は同量の水で溶いておく。

2. 鍋にめんつゆ・みりん・玉ねぎを入れて中火にかける。沸騰するまでに卵を割りほぐしておく。

3. 沸騰したら卵を細く流し入れ火を止めて菜箸でかき混ぜる。

4.水溶き片栗粉を加え、菜箸でかき混ぜながら再度中火にかける。ひと煮立ちしてとろみがついたら火を止める。

5. 丼にごはんをよそいトンカツをのせ、その上から(4)をかける。

<ポイント>
めんつゆは煮詰めるので少し味が濃くなります。ラベルの希釈目安の数値に幅がある場合は薄めに作るのがおすすめです。

お惣菜利用&卵とじの工程カットで時短に

かつ丼などの「卵とじ」はおいしいけれど、1人前ずつ調理しなければいけないのがネックですよね。今回のとろとろあんかけを使えば、人数分一気に調理できるので手間も時間もぐんと減ります。

もちろんお手製のトンカツなどで作ればおいしいのですが揚げ物は下準備も後処理も大変。特に分厚いトンカツは使う油の量も多く、中まで火が通るまでに時間がかかります。最近のお惣菜はおいしくなっていますし、夕食に向けて午後4時以降などに揚げたものが並んでいるお店も見かけます。

近所のスーパーのおかげで、我が家ではトンカツとコロッケはほとんど家では作りません。人数分のトンカツを買うと割高に思えますが、お惣菜をうまく活用した結果、油の後処理もしないで済み、外食の半分以下のコストでおいしいごはんが食べられるならアリかなと思います。

アレンジレシピ豊富!あんかけは冷蔵保存も可能

今回はトンカツを使いましたが、もちろんチキンカツやコロッケを使ってもおいしくいただけます。また、節約レシピとしては天かすを入れた関西風の「たぬき丼」もおすすめです。

また、あんかけは先に作って1~2日なら冷蔵保存可能です。温めてかけるだけなので、パパだけ食事の時間帯がずれた夜や、ママがいない日の休日ランチなどにも使えるレシピです。

あんかけを温める際は焦げないように注意してください。鍋ごと火にかける際は、かき混ぜながら弱めの中火で。はねによる火傷も注意してください。あんかけは電子レンジでも温められます。耐熱容器に入れてラップをぴっちりかけて温めてください。こちらも取り出す際など火傷に気を付けてください。