幼児はいつからお刺身を食べられる?アレルギー検査を受ければ安心
千葉県習志野市在住、管理栄養士の宮崎亜矢です。お刺身は一般的にいつから食べられるという定義はないので、初めて生魚を食べさせる時は不安も多いことと思います。早いお子さんだと2歳ごろから普通にお刺身を食べていますが、幼児期にアレルギー検査を受けておくことが安全策と言えるでしょう。
幼児に人気があるお刺身を紹介するとともに、おすすめしたいメニューを紹介していきます。生魚を食べられるようになると食の幅が広がり、お刺身は忙しいママにとってはとても重宝するはずです。
幼児期にお刺身を好きになると食の幅が広がります
アレルギー検査と聞くと大げさなイメージが湧いてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。近所の小児科や内科や皮膚科などで採血のみで簡単に検査を受けることができます。
幼児期にというよりは、集団生活の環境に入る前(一般的に幼稚園または保育園入園前)にアレルギー検査を受けておくと安心です。
検査項目は多岐に渡り、どれを選べばよいか迷いがちですが、オーソドックスな項目のみで十分だと考えられます。一般項目を検査するだけで、生魚に関してはマグロ,サケ,サバ,カニ,エビについて調べることができます。
アレルギー検査を受けることで、何歳からということにとらわれず、ご家庭で安心してお刺身が食べられます。それと同時に、幼稚園や保育園などで必ず確認されるアレルギー有無についてもきちんと答えることができます。ぜひ、受けてみてください。
初めてのお刺身は照り焼き風もアリ
きちんとアレルギー検査を受けたけれど、子どもがなかなか生魚の食感に慣れない時などは、お刺身を軽く焼き、醤油やみりんなどで味付けをした「照り焼き風」もよいでしょう。
幼児期は、食材の食感にとても敏感な時期でもあります。食べ慣れない食感は苦手と認識されがちなので、「照り焼き風」の状態から少しずつ慣らしてあげることをおすすめします。
子どもによって食の好みは様々ですが、やはり人気のあるお刺身といえば「マグロ」と「サーモン」でしょう。
マグロとサーモンには生魚独特の臭みが少なく、赤色からオレンジ色といった鮮やかな色味も子どもに人気がある理由のようです。
お刺身は忙しいママの救世主!刺身丼や手巻き寿司に
お刺身の魅力は、美味しさはもちろんですが、調理の手軽さが忙しいママにおすすめしたいポイントでもあります。
食の欧米化が進んでいることから、ついつい主菜に肉料理が多くなりがちですが、幼児期から魚料理に親しみを持たせてあげるとよいでしょう。
ただ、魚料理の場合、どうしても魚の骨を取り除いてあげる必要があります。この作業が思った以上に時間と手間がかかってしまうのです。
こんな時にお刺身が大活躍します。お刺身は骨取りの作業と加熱調理が必要ないので、忙しいママの救世主となることでしょう。
刺身丼はお好みのお刺身を切って、ご飯の上に盛り、醤油をかけるだけです。最強のお手軽メニューなので、忙しくて何も準備できない時などに活用してみてください。
「手巻き寿司」と聞くと一見手間がかかりそうですが、そんなことはありません。お刺身をカットしてご飯を炊けば、あとは子どもが自分で海苔に巻くことができます。
サクで買ってきたら、手巻き寿司用にカットします。
お刺身のカットは、薄めの方が巻きやすいです。
お刺身の切り落としが売っていれば、こちらでも切る手間も省け、手軽でしょう。
子どもに自分で巻かせることで、楽しさと食への関心が高まり食育につながることでしょう。
まとめ
アレルギー検査の勧めから始まり、幼児期におすすめしたいお刺身メニューの紹介はいかがでしたでしょうか?
幼児期の毎日の献立には頭を悩ませがちですが、お刺身というレパートリーが加わることで、きっと忙しいママの手助けにつながることでしょう。
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