彩り鮮やかな葉物野菜やジューシーな果物がおいしい季節がやってきました。野菜や果物の栄養は、実以上に実と皮の間に栄養が豊富に含まれていますが、ブロッコリーや小松菜などの茎の部分にも栄養が豊富に含まれていることをご存知ですか?
「栄養があるとわかっても、いつも捨てていた硬い茎をどう調理するのかわからないわ」と思いますよね。そんな、ママにおススメ! ブロッコリーの面倒な下ゆでなし! 硬い茎ごとおしゃれに食べられちゃう簡単レシピをご紹介いたします。

ブロッコリーの茎とお好みの野菜を豚バラ肉で巻きます

ブロッコリーの茎に巻く豚バラは、具材をまとめる帯とうまみアップの役目があります。豚肉は、健康維持や疲労回復などの効果が期待できるタンパク質とビタミン、ミネラルが豊富です。

【材料】(4人分)
ブロッコリー 1房
豚バラ肉 8枚
自然塩 適量
中に巻くお好みの具 お好みで適量
※今回使用:ニンジン、カボチャ、赤ピーマン、エノキ、小松菜、ジャガイモ、プチトマト、モヤシ、スライスチーズ、油揚げ等

【作り方】
1.ブロッコリーは、つぼみから茎まで通してカットし、一緒に巻く具は薄めに同じ長さでカットする。

※火が通りやすいように。

2.豚バラに塩を振る。

3.ブロッコリーの茎の部分とお好みの具を乗せて巻く。

巻き終わると、こんな感じになります

4.フライパンに油(大さじ1)をひいて熱し、(3)を入れ、弱火で蓋をして蒸し焼く。

5.豚肉に焼き色がつき、野菜に火が通ったら完成。

ブロッコリーの簡単調理の秘訣は「茎ごとカット」

ブロッコリーは、緑黄色野菜のエース格。特にビタミンCが豊富! ビタミンCは、風邪予防や疲労回復に大切な免疫力を維持向上し、紫外線による肌のダメージを回復するなどの美容効果が期待できます。

そして、カロテンも豊富! カロテンは、皮膚や粘膜の抵抗力を高める効果が期待できます。この2つの栄養は、つぼみより茎の部分に多く含まれているんです。

普段ブロッコリーを調理する際、つぼみの根元に包丁を入れ茎と切り離していると思いますが、今回はつぼみの根元からさらに茎まで一緒にカットして使いましょう。

作り置きOK!冷めてもおいしい一品

ブロッコリーの茎と彩り鮮やかな野菜を一緒に巻くと、カラフルな色合いは見た目で楽しいです。チーズや油揚げ等を加えると香ばしさや食感が増しておいしさが五感に広がります。

弱火でゆっくりと蒸し焼きにした茎は、繊維の硬さも気にならず豚バラのうまみがしみ込んでいるので、冷めてもおいしさが変わらずお弁当のおかずにもよく合います。

暑い夏が間もなくやってきます。栄養価の高い食の組み合わせは、夏バテ防止、美白効果等に加え、お子様の成長が著しい夏季に必要です。栄養バランスがひと巻きになった「ブロッコリー豚バラスティック」を作って元気いっぱい! 楽しい夏を過ごしましょう。