BIO料理研究家の倉岡生夏です。暖かくなってきて、スーパーで並ぶ食材も夏野菜が増えてきましたね。私も子どもの頃から好きだったトマト。日々のおかず作りはレパートリーがマンネリしてしまいます。トマトを使ってリコピンが4倍になる簡単アレンジレシピとは?

 油を使ったトマトの魅力

トマトといえばサラダやお弁当のトッピングで使うことが多いですよね。トマトにはみなさんもよく耳にするリコピンが多く含まれており、リコピンの抗酸化作用は血液サラサラ、生活習慣病予防、美肌などにもよいといわれています。

なんと、油などで炒めることでリコピンが溶け出し約4倍の効果を発揮するといわれています。私は実家には畑があり、トマトは丸かじりするのが一番身体にいいと思っていましたが、油を使うことでさらに健康に食べられるなら普段のおかずにも使いたい! と思いレシピを考えました。

参考サイト:
カゴメ株式会社  リコピン吸収を抜群にする

黒酢×トマトで鮭の南蛮漬け 焼いて漬けるだけ!

南蛮漬けといえば米酢を使うことが多いと思いますが、少し酸っぱすぎてお子様は苦手…という場合があるかもしれません。

黒酢は見た目がしょう油のように茶色。まろやかな味わいで、香り高いのが特徴。玄米や精米度の低い米、大麦が原料となるのが黒酢です。

【材料】(2人分)
鮭 2切れ
ミニトマト(普通のトマトでもOK) 50g
カブまたは大根 1本
ししとう 2本 (ピーマンやブロッコリーでもOK)
黒酢 小さじ4
しょう油 大さじ1
みりん 小さじ2
お好みで鷹の爪 適量
片栗粉 適量
塩 適量

【作り方】

  1. 鮭に下味の塩をふる。片栗粉は両面に軽くまぶす。トマトやカブを食べやすい大きさにカット。
  2. フライパンに油を熱しトマト、カブ、ししとう、鮭を両面焼く。
  3. 黒酢、しょうゆ、みりん、鷹の爪の調味料を保存容器に入れ、そこに(2)を入れて冷蔵庫で30分冷やしたら完成!

黒酢とトマトがマッチして、なめらかな酸味でとても食べやすいおかずになります。南蛮漬けなのにお野菜もしっかり食べられるレシピです。ぜひトマト以外のカブやししとうなどを入れて作ってみてくださいね。

お子さんが辛いものが苦手な場合は鷹の爪は除いてください。お弁当のおかずにもぴったりです!

トマトの天ぷら 何個でも食べられちゃう

【材料】
ミニトマト 10個
小麦粉 大さじ4
水 大さじ4
氷 3つ

【作り方】

  1. ミニトマトは水気をしっかりふき、竹串で穴をひとつあける。ボウルに片栗粉、水、氷を入れてしっかりと混ぜる。
  2. (1)のボウルにトマトを入れて天ぷら液をつけたら、170度に熱した油で揚げる。表面がすこし軟らかくなったら上げる。

氷を入れることで出来上がりがサクッとします。表面が軟らかくなるまで揚げるとおいしいです。長く入れすぎると形が崩れてしまうので注意してください。

お塩をつけて、甘くてさっぱり。天ぷらなのにしつこくないトマトの天ぷらはおススメです!

油を使ったトマトレシピはいかがでしたでしょうか? これから梅雨入りして蒸し暑くなりますが、簡単トマトおかずで食卓も少しさっぱりできればいいと思います。ぜひ作ってみてくださいね。