プチプラアイテムでいつもの食卓をパッと華やかに演出するテーブル&フードスタイリストの渡辺有子です。春は新しい生活が始まる時期ですね。新生活を家族が元気にスタートするには、一日の始まりの朝食をしっかり食べる習慣が大切です。そこで今回は朝食をテーマに、簡単に作ることができて子どもから大人まで食べやすくておいしいスイート系のトーストアレンジを3つご紹介します。

食パンに切り目を入れてカフェ風に!

朝はパン派のご家庭では、トーストの登場が多いかと思いますが、いつもバターとジャムを塗るだけではマンネリ化しがちです。

いつものトーストも、身近な食材をプラスするだけで、カフェ風なアレンジができたら朝から気分が上がりますよ。今回ご紹介するトーストアレンジは、甘い香りと味わいで朝から幸せな気分なれるスイーツ系のメニューです。

おいしく作るポイントは、食パンの表面だけでなく中まで味がしみ込むよう、食パンに切り込みを入れてから調理することです。

作り方はとっても簡単!食パンの表面に包丁で斜めに1cm幅間隔で薄めに切り込みを入れます。端までできたら、今度は交差するように逆の方向から斜めに切り込みを入れたら準備完了です。ギュッと包丁で押すとパンの形が崩れてしまうので、力を入れずに軽く線が入る程度で大丈夫です。

バター+グラニュー糖でサクサクのラスク風

1つ目は切り込みを入れた食パンのうえに、バターやマーガリンを塗ってグラニュー糖を振りかけ、トースターで焼いたラスク風のメニューです。

厚切り食パンで作るとふんわりして食べ応えもありますが、ラスク風のサクサクッとした食感を楽しむなら6枚切りや8枚切りなど薄めの食パンがおすすめです。

また、温める前の食パンに固形のバターは塗り広げにくいですが、チューブタイプのものなら軟らかくて塗りやすいですよ。マーガリンなら室温に置いておくとすぐに軟らかくなるので、使う10~15分前くらいに出しておきましょう。

適度に溶けたグラニュー糖のシャリシャリした食感とバターの香りが口いっぱいに広がります。
お好みで、はちみつやメープルシロップをかけるとより風味もアップします。

バター+きな粉で香ばしい風味を楽しむ

2つ目はきな粉トッピングの和カフェ風のトーストです。

きな粉は小さめのボウルや小鉢に入れて、砂糖を加えてよく混ぜ合わせて準備しておきます。食パンにバターやマーガリンを塗り広げてからトースターで焼き、こんがり焼き色がついたら取り出してきな粉を振りかければできあがりです。

バターを先に塗っているので、トーストの表面がしっとりしていて、きな粉がよく馴染みます。

砂糖の量で甘さ控えにも調整できますし、甘めがお好みなら、多めに混ぜ合わせておくと和菓子のような味わいを楽しむことができます。

きな粉の香ばしい風味は、食パンとの相性ばっちりなので、ぜひ試してみてくださいね。

ジャム+ゴロゴロりんごでボリューミーな食べ応え!

最後はりんご尽くしのアップルパイのような味わいを楽しめるボリューム満点のトーストです。

りんごはいちょう切りにして砂糖をまぶしてから、レンジで2~3分加熱して煮りんごを作り、少し冷ましておきます。

食パンにりんごジャムと水気を切った煮りんごをきれいに並べて、トースターで焼いていきます。耳の部分がこんがりと色づいたら取り出し、お好みでシナモンパウダーを振れば完成です。

あまり食パンにりんごをのせすぎると重みと水分でトーストがベチャッとしてしまうので、気をつけましょう。アツアツのりんごはまるでアップルパイのような味わいですよ。

食パンに簡単なトッピングをのせて焼くスイーツ系のトーストをご紹介しましたがいかがでしたか。

以前ご紹介したピザトーストはチーズの塩気を味わうおかず系ですが、身近な食材を使って作る甘いトーストもおすすめです。

ぜひいろいろな味わいで朝食をしっかり食べて元気な一日を過ごしましょう。