愛知在住フードライター瀬山野まりです。今回は長いもを使った“ルーを作らない”洋風グラタンと、和風グラタンの簡単な作り方をご紹介します!
寒い日が続くと温かい料理が食べたいものですね。グラタンは子どもにも人気のおかずメニューの一つですが、同じレシピばかりでは飽きてしまうものですね。

ルーなし簡単じゃがいもグラタン

ルーを作る手間を省いた時短簡単メニューです。ほくほくじゃがいもで満足感もしっかり!

【材料】(2人分)
じゃがいも 1個
ブロックベーコン 約8cm
玉ねぎ 1/2個
薄力粉 小さじ2
牛乳 200cc
塩 適量
ピザ用チーズ 適量

【作り方】

  1. じゃがいもは皮をむいて2cmの角切りにし、レンジで2分加熱。
  2. ベーコンは2cmの角切り、玉ねぎはスライスにする。
  3. (1)(2)と薄力粉をフライパンで炒め、塩で味を調える。胡椒を加えてもおいしいです。
  4. (3)に牛乳を加えてとろみが出るまで炒める。牛乳は様子を見ながら調整してください。
  5. (4)をグラタン皿に移し、ピザ用チーズをかけてオーブントースターで焼き目が付くまで焼く。

<ポイント>
ピザ用チーズは思い切ってたくさん使うことをおすすめします。ホワイトソース缶を使っても簡単です。また、アボカドやひき肉、チキンやかぼちゃなどの食材もよく合います。
食パンをちぎって入れてもまた違った味わいがありますので、ぜひ試してみてください。

じゃがいもではなく、さつまいもやかぼちゃを使ってちょっと甘いグラタンもおすすめです。

ルーなしじゃがいもグラタンを冷凍保存にする場合は、チーズをかける前なら冷凍可能です。開閉できるポリエチレン袋に入れて、空気を抜いて保存すると良いでしょう。解凍は冷凍状態から一気にオーブンで解凍加熱し、チーズをかけて焦げ目をつけてください。

和風長いもぐらたん

薄力粉と牛乳を使わない和風グラタンです。長いものふわふわした食感はまた違った味わいがあります。

【材料】(2人分)
長いも 約20cm
ブロックベーコン 約8cm
しめじ 半分
卵 1/2個
めんつゆ 小さじ1
ピザ用チーズ 適量
刻み海苔 適量

【作り方】
1.長いもは分量の半分を擦り、溶いた卵とめんつゆを加えてふわふわに混ぜる。空気を含むように大きく混ぜ、ふわふわの状態にしてください。
2.残りの長いもとベーコンを2cmの角切り、しめじは細かく分ける。
3.(2)をフライパンで炒める。

長いもに軽く焼き目が付くくらいを目安に。

4.(1)と(3)を耐熱皿に入れ、ピザ用チーズをかけてオーブントースターで焼き目がつくまで焼く。

中のほうまで混ぜ込むようにすると中までチーズのとろっとした味が楽しめます。

5.刻み海苔をのせて完成。

<ポイント>
長いもを擦るときは、使う分だけ皮をむき、むいていないところを持って擦るとすべらず擦りやすいです。卵は半分ではなく1個使っても大丈夫です。耐熱皿に入れすぎると加熱しきれないので、具材が表面から見えているくらいにしましょう。

他に豆腐やほうれん草、白菜やなすなどとも相性が良いです。1cmの角切りにした餅を入れるのもおすすめです。

チーズがなくてもおいしいので、乳製品が苦手な方やアレルギーの方は、チーズを使わずに焼いてください。味付けはめんつゆのみですが、めんつゆを醤油にしても構いません。

まとめ

グラタンは簡単でおいしいとはいえ、ホワイトソースを一から作ると手間も時間もかかってしまうものです。フライパンで食材の加熱と同時に作ってしまえば簡単で時短が可能となり、忙しいときでも手軽に作ることができます。

洋風と和風のグラタンの作り方さえわかっていれば、あらゆる食材と組み合わせることができるので、いろんな食材で試してみてくださいね。

<お知らせ>
現在、東海ラジオ「タクマ・神野のど~ゆ~ふ~」(平日午前9時から正午放送)内の「教えてど~ゆ~ふ~」(月曜午前10時~)というコーナーに出演し、食をテーマにしたお話をさせていただいております。とても楽しい番組なのでよかったらぜひご視聴ください。