香川県高松市在住のたべぷろ編集部員・しまだゆうです。暑くなりはじめ、うどん屋での注文が増える「ざるうどん」。冷たいうどんとして知られ、うどん屋の定番メニューです。香川県での人気も高く、かけうどんとは違ったのど越しと食感が大きな魅力です。今回は、冷たいうどんの代表格「ざるうどん」について紹介していきたいと思います。

のど越しを楽しむなら「ざるうどん」

冷たいうどんの代表格でもある「ざるうどん」。うどんを冷たい水でしめて、つけ汁につけて食べます。うどん屋では春になった頃から注文が増え始め、夏にもなればその人気は絶大なものとなり、老若男女問わず多くの人に愛されています。

夏の定番メニューともいえるざるうどんの特徴は、そののど越しにあります。つけ汁につけて、一気にすする。暑い季節には、その冷たさが心地よく、のど越しのよさも手伝って夏バテで食が細っている状態でも、どんどん食べることができます。

うどんが本来持っている、のど越しのよさをダイレクトに楽しめる食べ方なので、本場の讃岐うどんの美味しさをしっかりと味わえます。

目でも楽しめるざるうどん

ざるうどんのもう一つの特徴が、その見た目です。ざるに盛られたうどんは、どこか涼しげで夏の暑さを忘れさせてくれます。また、つやつやに輝いているうどんは食欲をそそります。

うどんの輝きを最も実感できる食べ方なので、その輝きを目に焼き付けて下さい。讃岐のうどんは輝いているのです。

シンプルだからこそトッピングにこだわる

ざるうどんは、冷やしたうどんをつけ汁につけて食べるだけ。とてもシンプルな食べ方です。だからこそ、うどん本来の味を楽しむことができるのですが、ここでもうひと手間加えることによって、さらに美味しさは加速していくのです。

そのひと手間が、薬味にあります。つけ汁に薬味を入れることによって、味にアクセントがつきます。ざるうどんを注文すると、ほとんどのお店で薬味がつけられてきます。出される薬味は「ネギ」「いりごま」「大葉」「ミョウガ」「生姜」「うずら卵」などです。

まずは、何も入れないで食べてみて、味に変化がほしくなったら薬味を入れて違う味を楽しむことができます。一度で複数の味が楽しめるのもざるうどんの大きな特徴となっています。

まとめ

暑い季節には、冷たいうどんがよく合います。そして、その冷たいうどんの代表格がざるうどんなのです。食欲がない夏こそ、ざるうどんののど越しが恋しくなる。そんな香川県民は多数存在しています。今年の夏も香川県では、多くの人がざるうどんを求めてうどん屋に通うでしょう。