ロッテは人気アイス「爽」に絵を描きながら食べられる専用スプーン「爽ハッピースプーン」を開発し、11日から全国の店頭で配布している。異なる仕様のスプーン3本を使い分け、おいしく食べながら絵を描いて幸せになる、という新しい食体験を提供しようという意図だ。

これに合わせて12日、時事通信ホール(東京都中央区)で完成披露発表会を開催。ブランドキャラクターの広瀬すずが登場し、同スプーンで「爽」にお絵描きする楽しさを存分に表現した。

同スプーンは「爽」のブランドコンセプト「爽ハッピー!」に連動。幸福学研究の第一人者、前野隆史慶應義塾大学教授の「絵を描いたり、何か美しいものを作ると幸福度が上がる」という研究にのっとり、お絵描きしながらアイスを食べられるプロダクトとして開発された。

全国のスーパーマーケットなどで同品の個食タイプ2個以上、もしくはマルチパック1個以上を購入すると無料で配布される。

同社調べでは「アイスを食べる際、お絵描きがあるとよりハッピーになると思うか?」の質問に、78.8%の人が「ハッピーになると思う」と回答した。前野教授はこの数字を受けて「非常によくできた幸福度向上法だ」と同スプーンの効果を評価している。

12日の完成披露発表会では、広瀬が出演する新TVCMを放映。広瀬は特別ゲストの鉄拳とともに、巨大な「爽」に描いた絵を披露し、同スプーンの魅力をアピールした。

同社は16~17日、7月14~15日の計4日、有楽町駅前広場で同品のサンプリングと同スプーンの体験イベントを実施。12日からは人気芸人の麒麟・川島明や鉄拳も出演するプロダクトムービーを公開し、お絵描きが作り出す「爽ハッピー」の世界観を伝えていく。

◇日本食糧新聞の2018年6月20日号の記事を転載しました。