佐賀県神埼市在住のほどほど頑張る料理好きライター・イワハシです。突然ですが、甘いものは好きですか?私は大好きです!
今回は6月10日「ミルクキャラメルの日」にちなんで、佐賀県ゆかりのお菓子メーカー森永製菓の代表的なお菓子「森永ミルクキャラメル」をもっと楽しく味わうためのおいしい食べ方やアレンジをご紹介します!

ミルクキャラメルを砂糖の代わりにして「焼きだご」をアレンジ

小さな頃、3時のおやつや遠足のおやつにはどんなお菓子を食べていましたか? 私はよく森永製菓の「森永ミルクキャラメル」を買っていました。黄色いパッケージが印象的で、キャラメルの中でも代表的なものといっても過言ではない森永のミルクキャラメル。1度は食べたことがあるのではないでしょうか?

「森永ミルクキャラメル」は、長い歴史の中でただ食べる以外にもさまざまな食べ方・アレンジが生み出されています。たくさん生まれた「森永ミルクキャラメル」の美味しい食べ方の中から、すぐにできるおすすめの食べ方と、佐賀ならではのアレンジ料理を紹介したいと思います。

キャラメルのもう一つの変わった食べ方、それは「砂糖」の代わりに使用することです。キャラメルは砂糖などの糖類やバター、ミルクなどを原料に作られています。なので当然甘みを出すための調味料である砂糖の代わりとしても代用は可能なのです!

砂糖以外に乳成分も多く含まれていますのですべての料理に代用とはいきませんが、例えば唐揚げや棒々鶏などのソースとして使用するとコクが出て美味しくいただけます。

もちろんデザート作りにおいても砂糖の代わりに使用できます。佐賀県には郷土料理のお菓子として「焼きだご」というものがあります。

小麦粉を水で伸ばしたものをクレープのように焼き、中に黒砂糖を入れて巻きながら焼き上げるという素朴なお菓子ですが、今回はこの「焼きだご」をキャラメル風にアレンジしながら紹介したいと思います。

【材料】(1枚分)

  • 薄力粉:1/2カップくらい
  • キャラメル:4~5個
  • 塩:ひとつまみ
  • 水:80cc程度
  • サラダ油:小さじ1
  • キャラメルソース(あれば):お好みの量

【作り方】

1.まず小麦粉に塩を加え、そこに少しずつ水を入れながらかき混ぜます。すくったらドロっと落ちる程度の固さまで伸ばしていきます。

2.もしキャラメルソースがある場合は、生地にお好みの量だけ加えて練り込んでいっても良いでしょう。その場合は後ほど使うキャラメルを少し控えめにしてください。

3.こちらが砂糖の代用品となるキャラメルです。あらかじめレンジで30秒ほど温めておくと出来上がりの際に程よく溶け出します。

4.サラダ油をフライパンに引き、生地を流し込みます。ある程度火が通ったところでキャラメルを端の方に並べておきます。ちなみに本来の焼きだごでは黒砂糖を並べます。

5.火が通ってきたらくるくると巻いていきます。このとき、巻いた部分をぎゅっとフライパンに押し付けながら焼いていくのがコツです。

6.巻き終わって十分に火を通したらフライパンから取り出し、お好みの幅に切り分けて完成です。生地の端っこからキャラメルが溶け出していれば大成功ですね!

もっちりとした生地の食感と、素朴な味わいの中にキャラメルのコクと甘みが広がってとっても美味しいです! ぜひ試してみてください!

キャラメルをあえて溶かす!ポップコーンやアイスにかけてミルクキャラメルソースとして楽しもう!

甘くてとても美味しいキャラメルですが、あえて弱点を挙げるのであれば「溶けやすい」ことでしょうか。

暑いところに放置しておくと、いざ食べようと包み紙を広げたらベターッとへばりついてはがれなかった、という経験をした人もいるのではないでしょうか?

実は、この弱点を逆に活用することでまた違うキャラメルの味わいを楽しめます! それは「あえて溶かしてミルクキャラメルソースにしてしまう」という方法です。

ソースの作り方はとっても簡単。「森永ミルクキャラメル」1箱(12粒)を耐熱容器に入れ、水を大さじ1.5杯ほど加えます。作りたいソースの濃さによって水の量を加減してください。


あとは、ラップを掛けて20~30秒ほどレンジで加熱を繰り返します。吹きこぼれやすいので様子を見ながら加熱しましょう。取り出すごとにかき混ぜながら加熱するとしっかり溶けやすいです。

全体的になめらかになればミルクキャラメルソースの完成です! 水を加えただけですが、一度なめてみると液体になった分キャラメルの甘みとコクがよりダイレクトに感じられます。個人的にはそのままキャラメルを食べるよりも甘みが増したように感じられました。

そのまま食べるのも美味しいですが、ソースとして他の食べ物にかけて食べるのもおすすめです!

ポップコーンに絡めれば…

映画館でしか食べられないような甘~いキャラメルポップコーンもこのソースをかけるだけで作ることが出来ます!

市販のバニラアイスにかけるだけで…

ちょっとおしゃれなカフェやスイーツ店で出てきそうなキャラメルアイスもこの通り、バニラアイスにかけるだけで早変わり!

ソースはキャラメルのみで余計なものがはいっていませんので、キャラメルの風味が市販の商品より強く感じられます。もしかすると市販のものより美味しくいただけるかもしれませんよ! ぜひ森永ミルクキャラメルを多めに買った場合は溶かして食べてみてはいかがでしょうか?

ミルクキャラメルの生みの親は佐賀県出身

実はミルクキャラメルを製造している森永製菓の創業者の森永太一郎は佐賀県出身だったことはご存じでしょうか?

「森永ミルクキャラメル」の歴史は長く、明治32年(1899年)にまで遡ります。森永製菓の創業と同時にキャラメルの製造・量り売りが開始されましたが、当時はまだ「ミルクキャラメル」という名前で販売されていなかったようです。

当時の日本人の味覚になかなか合わなかったり、製造技術も発達していなかったため品質の保持が難しかったりなどさまざまな課題がありましたが、試行錯誤を重ねながら、ついに大正2年(1913年)の6月10日、今なお多くの人に愛される黄色い箱の「森永ミルクキャラメル」として発売が開始されました。

その日を記念して6月10日は「ミルクキャラメルの日」と森永製菓によって制定されました!

参照サイト:
森永ミルクキャラメルの歴史年表 森永製菓

ミルクキャラメルはただ口で噛むだけのお菓子にはとどまらず、さまざまな食べ方やアレンジが開発されています。「森永ミルクキャラメル」100周年の記念式典には、CMに出演していた女優の上戸彩さんが出席し、「冷凍庫に入れて凍らせてから食べる」という食べ方を紹介しました。

発想次第でいろんな食べ方が広がる「森永ミルクキャラメル」。あなたも6月10日にはぜひ自分だけの食べ方を見つけてみませんか?