コーヒーを飲みすぎるとどうなる?健康に効果的でおいしい飲み方
コーヒーコーディネーターの碓氷あげはです。コーヒーのとりこになったのは中学生の頃。当時は暇さえあればブラックコーヒーを飲んでいたものですが、今になって思えばだいぶ体に悪い飲み方をしていましたね。
今回はそんな経験を思い出しながら、健康に良いとされるコーヒーの効果的な飲み方をご紹介します。
コーヒーに含まれる成分の効能に着目!
コーヒーと聞いて、真っ先に思い浮かぶ成分はカフェインですよね。カフェインは、覚醒・興奮、利尿、脂肪燃焼の促進、消化不良改善といった作用を持っています。だから、コーヒーを飲むと頭がすっきりしたり、トイレに行きたくなったりするんです。
ほかにも、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれています。コーヒーがガン予防になると言われているのは、このクロロゲン酸の抗酸化作用によってガンの原因とされる活性酸素を除去してくれるからなんですね。
コーヒーの香りにも、リラックスや集中力を上げてくれる効果があります。豆や焙煎度合いで効果が変わってくるので詳しくは割愛しますが、深煎りのグアテマラやブルーマウンテンでリラックス効果、ハワイコナやマンデリンの中煎りで集中力アップです!
コーヒーを飲むタイミングは?量は?
コーヒーの持つ効果が出始めるまでには、飲んでから約30分かかると言われています。そのため、仕事や勉強をする少し前に飲むと集中力がアップし、頭が働いている状態で作業を行うことができるんです。すっきり起きるために、昼寝前に飲むのもOK。
ダイエット効果を狙うなら、食後がいいでしょう。理由は、コーヒーには脂質の吸収を抑えたり、脂肪分解酵素リパーゼを活性化する作用があるからです。もちろん、有酸素運動を同時に行えばさらに効果的と言えます。
コーヒーが体に良い、ということはわかりましたが、果たしてどれくらい飲めばいいんでしょうか。その答えは「1日3杯~5杯(1杯150ミリリットル)」です。カフェインは飲みすぎると毒にもなり得ますから、適量を守っておいしく楽しんでください。
コーヒーを何杯も飲みたくて仕方ない人は…
コーヒーに含まれるカフェインは、摂りすぎると最悪の場合は死に至ります。ただ、1杯のコーヒーに含まれるカフェインは100ミリグラム程度です。あなたが体重50キログラムの成人だとして、100杯飲むと致死量となりますが、どんなにコーヒーが好きでもこんなに飲みませんよね。
心配する問題は、過剰摂取による致死量ではなく、カフェイン中毒になってしまうことです。もし依存状態になった場合、カフェインが切れると頭痛が起こったり、抗うつになったりします。眠気覚ましにコーヒーを飲むという人も、カフェインを過剰摂取することで不眠症になったり、切れたときには眠い状態が続いたり、コーヒーなしでの生活がしにくくなるかもしれません。
もし、どうしてもコーヒーを何杯も飲みたくて仕方ない! という人は、カフェインレスコーヒー(デカフェ)がオススメです。最初はまずく感じても、飲み続けているうちに気にならなくなります。コーヒーを飲みすぎて困る…という人はどうぞお試しあれ。
コーヒーは飲み方を守れば健康に良い飲み物でした!
コーヒーは飲みすぎなければ健康に良いということがわかりましたね。ただ、注意することが一つあるんです。
それは、「ブラックでなければ意味が変わる」ということ。
普段から生クリームたっぷりのコーヒーや甘いアレンジコーヒーを飲んでいると、健康どころか糖尿病などになる恐れもあります。朝に空腹状態でコーヒーを飲む場合は、無糖のカフェオレをオススメしますが、基本的にはブラックが健康に向いているんですね。
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