吉野家と香川栄養学園女子栄養大学はこのほど、産学包括協力協定を締結。連携第1弾として、牛丼をスマートミール化した「牛丼ON野菜」を販売している。「スマートミール」は、1食の中で主食、主菜、副菜が揃い、野菜を豊富に取り入れて食塩量にも配慮した食事の通称。

厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安」に基づいたスマートミール基準を満たすメニューを提供する店舗、事業所を審査・認証する制度が設けられている。「牛丼ON野菜」は現在、スマートミールを申請中。

吉野家の「牛丼 並盛」が含有するタンパク質量約20gは1食で摂取するタンパク質量としては理想的といえ、1日に必要な野菜の約半分量となる温野菜約145gを合わせることでスマートミール化を実現した。

従来の「牛丼 並盛」に、ガーリックを利かせたごま油で絡めた温野菜5種類(赤ピーマン、ブロッコリー、カボチャ、レンコン、ヤングコーン)を添え、「牛丼 並盛」448円に対して209円高い価格設定だ。「牛丼ON野菜」は、同社の「クッキング&コンフォート」スタイルの店舗でのみ限定販売している。

◇外食レストラン新聞の2023年7月号の記事を転載しました。