とろろが豚カツの名脇役に!飽きない味付けにプロの技
「エチゴヤ」は明治23(1890)年、和菓子店として創業した130年以上の歴史を誇る老舗中の老舗。和菓子店で軽食を提供するようになり、やがて洋食と中華の店に。現在の白川部彰店主が3代目だ。豚ロース肉にポテトサラダを挟んで揚げた「ポテトサラダ入りとんかつ」が、テレビ番組で何度も取り上げられているが、それと人気を二分するのが「元祖 山かけとんかつ」。豚カツにかけるものといえばソースが大定番。若干譲ったとしてもしょうゆまで。それが山かけ?
「自分がとろろが好きで、そば屋に行ったら、とろろそばしか注文しない。豚カツにかけたらどうなるかな?と思って…」と白川部店主。
最初、とろろだけをかけてみたら、ちょっと違う。次に、とろろにめんつゆを混ぜてみたが、イマイチ。そこでひらめいたのが白だし。白だしなら何でもいいというわけではない。だしの味がしっかりあり、塩味もほどよい白だしを探し出して、今の味が完成した。ソースも醤油も必要ない。とろろで豚カツがおいしく食べられることをこのメニューは実証している。
「元祖 山かけとんかつ」は、「毎日来てくださるお客さんもいらっしゃるので、食べ飽きずに召し上がっていただくために、いろいろ工夫しているんです」と言う店主の努力の賜物といえるだろう。
●店舗情報
「エチゴヤ」
店舗所在地=東京都江東区亀戸6-55-8
◇外食レストラン新聞の2022年11月7日号の記事を転載しました。
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