鴨せいろが簡単に作れる「鴨汁つゆ」
正田醤油は、内食増で好調な家庭用麺つゆに「鴨汁」を8月から追加発売している。簡単調理で本格的、満足感のある商品力を、そばの定番メニューで知ってもらう。年越し商戦をヤマ場に全国展開する。売上げ倍増と人気の「ナンプラー」はパッケージを一新。試しやすい100mlPET、一番搾りのまろやかな味わいでトライアル購入を促す。
「〈麺でおいしい食卓〉鴨汁つゆ」は3袋入りの小分け1人前から作られる、温かいつけつゆ(税抜き280円)。カモの薄切り肉や長ネギを炒め、希釈したつゆと合わせて温め、冷たいそばかうどんをつけて食べる。具材と煮立てることで味わいを深め、ボリュームアップ。外食店のようなこだわりメニューが簡単にできる。
そば屋と同様に本かえしを用い、カモの品の良い甘い味わい、うまみを引き立てた。カモエキスを利かせ、鶏肉で代用してもおいしい。鰹節とネギの風味も加え、香り豊かに仕上げた。
年末のそば商戦にも向く、鴨せいろができる、差別化商材と配荷先を広げた。「麺でおいしい」の既存品は、関東南部のご当地・武蔵野うどんの「肉汁」、北部のすったての「冷汁」を展開。
専門店がメディアで報道され、認知度を高めて、「肉汁」採用店を増やしてきた。直近の売上げはコロナ対策の内食増をとらえ、前年比30%増。「鴨汁」はサンプリングも予定し、一手間の付加価値を広く伝える。
「アンチョビー ナンプラー」は主原料を明示し、パッケージも改良した(原料はカタクチイワシのほか食塩、税抜き280円)。タイ南部で1年以上の発酵熟成を行い、一番搾りのみを使用。おだやかな香りと深いコクの「贅沢な逸品」と新包装で訴える。
売上げは内食が深まって、エスニック料理も増えたとみられて倍増。使い切りの小容量、豊かな風味で試用増の好機をとらえる。チャーハンやギョウザの具、鍋物の味付けにも最適とSNSなどで紹介する。
◇日本食糧新聞の2021年8月11日号の記事を転載しました。
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