こんにちは、管理栄養士のサナです。「見た目が苦手」や「苦い」などの理由で野菜嫌いになる子供は多いですよね。そこで、日々の献立を考えるだけでもひと苦労なのに、苦手な野菜を除いては食べられるものも限られて栄養も偏ってしまい、風邪を引きやすくなったりと心配になりますよね。そこで、今回、子供が大好きなパスタに、苦手な野菜をこっそりと隠した簡単レシピを考えてみました。こっそりと隠す野菜を人参にしましたが、お好きな野菜で大丈夫です。

嫌いな野菜をこっそり隠したペンネパスタ

【材料】(3人分)
人参 1本
マカロニパスタ 150g
牛乳 1カップ
バター 大さじ1
片栗粉 大さじ1
粉チーズ お好み

【作り方】
1. マカロニパスタを表記時間通り茹でます。
2. その間に、人参を適当な大きさに切り、耐熱容器に入れて、電子レンジ600Wで2分間加熱します。
3. その後、ミキサーに加熱した人参と牛乳を入れ、滑らかになるまで回します。

4. 茹で終わったパスタを、ザルにうつして水気をとり、鍋に戻します。
5. パスタの入った鍋にバターを入れて、バターが溶けたら、片栗粉を入れて混ぜ合わせます。
6. ピューレにした人参と牛乳の液体を加えて、温めて混ぜ合わせれば完成です。
7. お好みでチーズを加えます。

見た目と食感を変えて「野菜=おいしい」イメージに!

子供がなぜ野菜を食べないかを考えた時に、視覚的な理由から?野菜独特の食感が嫌いだから?それとも食わず嫌い?どの理由も当てはまるかもしれません。

2歳くらいから子供の警戒心や味覚が発達すると言われています。その際に、好まない匂いや初めて食べる料理に対して、拒絶反応が起こることで、食わず嫌いが起こるようになります。

そこで効果的なのが、見た目と食感を変えつつ、すでに好きな食材と一緒に食べることで、警戒心が和らぎ、実は美味しいと気づけるかもしれません。

【働くママへのエール】野菜嫌いは焦らずお子様のペースで改善するのが野菜克服への近道

今回、人参をこっそり隠したペンネパスタの簡単レシピを紹介しました。働くママだからこそ、子供の野菜嫌いを何とかしたい気持ちは高いと思いますが、無理やり食べさせるのは、野菜克服への遠道となってしまいます。

味覚や警戒心が発達しだす2歳頃から、食わず嫌いの野菜を美味しいというイメージに少しずつ変える食育が必要になります。私の娘も、初めて食べる料理は、匂いを嗅いだり、見ためをじっくりと見て、警戒心を持つことが多いです。

その際に、私から笑顔で「すごく美味しいよ」と声掛けしながら誘導することで、食べてみようと言う気になり、少しずつ野菜は美味しいと思うようになったようです。

(管理栄養士サナ @15minute_easy_dinner_idea