キユーピーは「マヨネーズの日」(3月1日)にあわせ、「kewpie mayo cafe(キユーピー マヨカフェ)」を東京に期間限定でオープンした。サラダ以外での調理用途が広まっているマヨネーズのオリジナルメニューを提供するもので、31日まで東京で、4月3~30日まで名古屋で展開する。

万能調味料としての多くの料理に使える『マヨネーズマジック』提案

近年、マヨネーズはサラダ向け以外の「炒める」「焼く」などの調理への使用が人気を呼んでいる。同店では実際にその場で味わうことのできるマヨネーズを使ったメニューを提供するもので、調理にも使えるマヨネーズの魅力を発信する。

同日行われた内覧会で、櫻木康博執行役員家庭用本部本部長は「キユーピーでは1925年3月に日本で初めてマヨネーズを発売した。マヨカフェはサラダ以外にも万能調味料としての多くの料理に使える『マヨネーズマジック』の提案の一環としてオープンする」とあいさつ。また、「4月16日のイースターに向け、卵メニューも多く用意している。マヨネーズの日からイースター、野菜の日(8月31日)へ向け、盛り上げていきたい」と力を込めた。

同社の宣伝広告活動などを統括するトウ・アドキユーピーの山本信一郎社長は「マヨカフェは“マヨネーズの新たな魅力に出会える”をテーマに、新しい食提案を行うことを目的に展開する。店舗で実際にメニューを食べてもらい、魅力を体感してもらえれば」と説明した。

また店舗展開について「マヨネーズマジックを生かした多くのメニューやイースター向けメニューを用意した。店内ではイースターバニーのキユーピーやイースターツリーなどでイースターシーズンを演出している。かわいらしい雰囲気でおいしい食事を楽しんでほしい」と意欲を示した。

「マヨネーズマジック」は現在、口コミなどで主婦層をメインに支持を獲得。人気レシピサイト・クックパッドの村上雅洋データビジネスグループ長によると、同社に登録されたマヨネーズのレシピ数はここ3年間で36%増加し、その数は5万点以上にのぼるという。

同店ではこれを生かした多彩なメニューが楽しめる。10種の野菜と雑穀にマヨネーズを加えたスパニッシュサラダをのせた「10種の野菜と雑穀のオムサラダ」、プリン液にマヨネーズを加え、滑らか感を大幅に高めた「なめらかマヨプリン」、マヨネーズに漬け込み軟らかくジューシーにさせた「マヨチキン トマトソース~アボカドマヨグラタン添え~」など、いずれも明確な違いを体感できるアイデアメニューが揃う。

さらに店内では来店者サービスとして、食品業界では初めてとなる「LINE Beacon」を活用したオリジナルグッズのプレゼント企画も実施。内覧会でも人気を呼び、SNSを活用した新たな取組みとして注目を集めそうだ。

◇日本食糧新聞の2017年3月8日号の記事を転載しました。