1933年創業の老舗ベーカリー・浅野屋が展開する新業態「Gri&Pain」(グリパン)が品川駅の商業施設「アトレ品川」3階のフードコートに11月15日オープンした。Griはグリルの略、Painはフランス語でパンが店名の由来だ。目の前でグリルされる食材のおいしさを五感で楽しめる新業態として注目を集めている。

「パワー」「ビューティー」「ロカボ」がコンセプト

浅野屋は軽井沢に3店舗、東京・横浜に8店舗のベーカリー店を展開。軽井沢の本店は、避暑シーズンには日販300万円を超えるほどの超繁盛店だ。新業態「Gri&Pain」の看板商品はランチタイムに提供する「パワー」「ビューティー」「ロカボ」をコンセプトに開発したハンバーガーだ。

バンズは老舗名店ならではのこだわりのコンセプトに合わせた特製品。パテは、お客さまの目の前でグリルし、ライブ感、シズル感満載に提供できるよう「無煙調理ワゴン」を導入し、消防法や煙・臭いの問題を解決した。

信州黄金シャモ ロースト 3,500円(税込み) ディナータイムのスペシャルメニュー。約30分かけてじっくりと焼き上げる

スペシャルメニューは「信州黄金シャモロースト」

「パワー」は、スタミナ源の糖質が多い天然酵母パンに、ビーフ100%のハンバーグを挟んだ「クラシックバーガー」。

「ビューティー」は、ミネラルやビタミン豊富なライ麦パンにヘルシーなチキンを挟んだ「チキンコンフィーバーガー」。

「ロカボ」は、クラシックバーガーのバンズとの比較で糖質70%オフとなるライ麦パンに、グリルしたカジキマグロを挟んだ「カジキマグロロカボバンズ」の3品。

またディナーでは、フードコート内のクラフトビールに合うおつまみとしてピザ、パスタなどがメニューに加わる。

スペシャルメニューは「信州黄金シャモロースト」。希少性の高い地鶏の丸どりの半身をじっくりグリルで焼き上げるシェアメニューなど、時間帯に応じて来客ニーズに合わせたメニューを展開する。多店舗化も検討していくという。

●店舗情報
「Gri&Pain」 経営=浅野屋/所在地=港区港南2-18-1 アトレ品川3階/開業=2016年11月15日/営業時間=午前10時~午後10時/平均客単価=ランチ900円、ディナー2000円

 

浅野屋が百貨店フードコートに初業態。店頭でグリルするライブ感とシズル感で差別化

◇日食外食レストラン新聞の2017年1月2日号の記事を転載しました。