こんにちは。公認スポーツ栄養士・3児のママの馬明(まみょう)真梨子です。今年も暑い夏がやってきますね。夏に食卓で大活躍する素麺ですが、おかずや野菜もしっかりとれるメニューもあったらいいなと思い、今回作ってみました。
夏野菜中心に冷蔵庫にある野菜をどさっといれても良しですが、夏場は食欲が低下し不足しやすい栄養素もあるので、成長期のお子さんに意識してほしい食材や組み合わせもギュッとまとめています。味付けは市販品を使って時短&手軽に♪

夏野菜の肉みそ素麺

そうめんはツルツルとのどごしもよくて、子どもたちにも大人気!そして短時間で茹であがるので忙しい夕飯にはママにとっても便利ですよね。薬味や具材を準備してめんつゆでいただくのも美味しいですが、具材をのっけてワンプレートにすると後片付けも楽チンです。

今回使用した「CooK Do今日の大皿 <肉みそキャベツ用>」(味の素)ですが、これは箸が進む味付けだなという第一印象で最初は購入しましたが、ご飯の上にのっけたり、麺類にのせても肉と野菜と調味料が絡んで美味しいだろうなと思い、素麺で試してみたところ子供達に大ヒットでした。

さらに食材は自分でカスタマイズできるので、夏に摂りたい栄養素を盛り込んだものが今回のレシピです。

【材料】(4人分)
合いびき肉 200〜300g
きゃべつ 1/4玉
しめじ 1袋
ピーマン 6個
なす 2本
「Cook Do 今日の大皿 <肉みそキャベツ用>」 1箱
素麺 適量
穀物酢 お好みで

「Cook Do 今日の大皿 <肉みそキャベツ用>」税込み160円

【作り方】
1. 素麺はゆでて、1人分の量を皿に盛り付けておく。
2. 野菜はざく切り、しめじは石づきを落とし小房にわける。

3.カットした野菜としめじを耐熱皿に移し、レンジでしんなりするまで加熱する。
4.フライパンに油をひき、合いびき肉を炒め火が通ったらレンジで加熱した野菜を加え、さっと炒める。
5.肉みその素を加え、まんべんなくたれが絡んだら、素麺の上に盛り付ける。
6.お好みでお酢を小さじ1杯程度加えると、さっぱりした味付けに。温玉を添えてもGood!

時短調理でも食材の選び方で栄養アップに

働くママや若い女性、そして、子供たちに不足しがちな栄養素として「鉄」があります。食事の偏りや食事量が不足することで、「鉄」が不足し「貧血」を引き起こします。貧血があるとだるい、疲れやすい、集中力が続かいないなど体の不調が出てしまいますので、食欲が落ちがちな「夏」はより意識して「鉄」を摂る意識をもってほしいなと思います。

今回の「肉みそ」など中華系料理の時に使うひき肉は「豚ひき肉」を選ぶ方が多いかと思いますが、「鉄」が多いという点から「合いびき肉」を選びました。

また鉄の吸収を助けてくれる栄養素に「ビタミンC」があります。ビタミンCは柑橘類やイモ類などに多く含まれていますが、実はキャベツやピーマンも豊富なんです。ピーマンが苦手な子供たちも多いですが、大きめにカットしレンジ加熱をすると苦みが出にくいとのことで、いつもピーマンを嫌がる次女も率先して食べてくれました。

さらに茄子は体を冷やす作用があり、またしめじは免疫力アップや骨づくりに必要なビタミンDが豊富な食材です。果物や乳製品をプラスするとさらに栄養価アップ!夏に出やすい体の不調を予防する、そして普段の素麺をより栄養アップさせワンプレートで洗い物を少なく、、、そんな想いがギュッと詰まっています。

【働くママへのエール】おいしく栄養満点な麺類を味方に夏を楽しもう!

夏は食欲が落ちやすいですが、食べる量が減ってしまうと夏バテや熱中症になりやすくなってしまいます。その点で麺類は暑い日でも食べやすいのでおすすめですが、麺ばかり偏りがちになるので具材も意識してみてください。

短い時間で夕飯を準備したいけど、栄養バランスも考えたい、そんな時、食材の栄養の特徴が分かればベストですが、色濃い野菜、色薄い野菜、きのこ、海藻、といろんな種類の食材を1食で使おう!と考えるだけでも良いと思います。

さらに旬の果物をデザートにプラスして手軽に栄養アップ。旬の食べ物は季節に応じた体の機能をアップしてくれますよ。食べる体力を家族みんなでキープして夏を楽しみましょう!

(公認スポーツ栄養士 馬明真梨子 @shokulead_mariko_mamyo