コカ・コーラシステムは、炭酸飲料「ファンタ」のブランドロゴを刷新し、ブランドの魅力を強化する。「ファンタ グレープ」「同オレンジ」「同レモン+C」の三つの基幹フレーバーを皮切りに、今後、同ブランド全ての製品で新パッケージデザインを導入していく。従来の中高生を中心としたコミュニケーション戦略のターゲットをティーンが憧れる存在のハイティーン(17~19歳)と再定義し、ティーン全体とブランドの絆を強化していく意向だ。

7年ぶりとなる今回の刷新は、世界的に行われている同ブランドのリフレッシュキャンペーンの一環となる。「ファンタ」本来のコア価値の「フルーティーなおいしさ」を、みずみずしい果汁ブレンドのフルーティーなシズル感や同ブランドが持つポップな楽しい世界観を新しくなったロゴやパッケージで訴求するものとなる。

新キャンペーンとして「ファンタ宣伝部」を設立し、俳優の菅田将暉を「ファンタ宣伝部長」に迎え、ティーンなどの若者を巻き込むキャンペーンを展開し、新しくなったファンタを盛り上げていく意向で、1日、日本コカ・コーラ本社で「ファンタ宣伝部設立&ファンタ宣伝部長 菅田将暉 就任式」を開催した。

同イベント終了後、島岡芳和日本コカ・コーラ社マーケティング本部炭酸カテゴリーフレーバー炭酸グループディレクターは「今回の刷新では、ブランド理想のターゲットとして、ティーンが憧れるハイティーンを再定義しており、カッコイイティーンのリーダーとして、菅田将暉氏に宣伝部長に就任してもらい『ファンタ』を宣伝してもらうことで、ティーン全体に憧れてもらえるようなブランドの確立を目指したい」と意気込む。

新TVCMに加え、公式サイトや公式ツイッターから発信される「♯ファンタおいしいチャレンジ」がスタートしており、ユーザーが「ファンタ宣伝部」のお題に対し、SNSでの投稿や拡散を行うことで「ファンタ宣伝部員」として認定され、さまざまな“おいしい体験”を味わえることも大きな特徴だ。

「『ファンタ』ユーザーとSNSの親和性が高いことから、今後もデジタル戦略を強化していく。“コア”製品と、『大人のファンタ』など新たな価値を提案する“イノベーション”が両輪となり、同ブランドは絶好調で推移しており、今回の刷新で、さらなる成長拡大を目指す」(島岡ディレクター)意向だ。

◇日本食糧新聞の2017年7月14日号の記事を転載しました。