ニチレイフーズは、2021年春の家庭用冷凍食品「てり焼きチキンステーキ」を本格品質の食卓おかずのイチ押しとして提案している。鶏もも肉120g×2枚入りと食べ応え満点。電子レンジだけで、こんがりジューシーな外食テイストを味わえ、家庭調理との品質の違いを実感できる。

巣ごもり需要の拡大を背景に、家でも外食気分を味わいたいとの声が高まっている。特に昼食や夕食向けおかずの需要が増加。

また、食卓出現率のデータによると、照り焼きチキンやチキンソテーなどが唐揚げよりも高いことから、誰にでもなじみのある和テイストにフォーカスした和食の店をベンチマークとして「てり焼きチキンステーキ」を開発した。

「てり焼きチキンステーキ」

開発に際しては、見た目、焼き方、味付けなど「家庭では作れない品質に徹底してこだわった」(松田大資家庭用事業部商品部長)。特製の醤油だれには特選丸大豆醤油、みりん、隠し味に味噌を使用。鶏肉をしっかりとたれに漬け込んだ後、オーブンで15分以上かけてじっくり焼き上げることで、余分な水分を取ってうまみを閉じ込めた。ご飯が進む味付け。配荷も想定以上に進捗(しんちょく)しており、冷食のおかずメニューとして育成していきたい考えだ。

◇日本食糧新聞の2021年3月15日号の記事を転載しました。