こんにちは!製菓衛生師の藤永瞳です。今回ご紹介するのは、生地から作るほうれん草とベーコンのキッシュです。イチから作るのは面倒な生地はクラッカーを使うことで大幅に時短!たった15分でできますが、華やかな見た目になるので誕生日やイベントのメインディッシュにもおすすめです。忙しいワーママも手軽に作れるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

ほうれん草とベーコンのキッシュ

キッシュに欠かせない生地は、クラッカーを砕いたもので代用します。香ばしい全粒粉や小麦胚芽が入ったクラッカーがおすすめです。

【材料】(4人分)
小麦胚芽クラッカー 15枚
オリーブオイル 大さじ1

ベーコンブロック 90g
ほうれん草 2株
しめじ 1/2パック
プチトマト 5個
バター 10g
牛乳 80cc
卵 2個
ピザ用チーズ 大さじ3強
塩こしょう 少々
粉チーズ 大さじ2

【作り方】
1.ベーコンは細長くカット、ほうれん草はよく洗いざく切り、しめじは石づきをカット、プチトマトは4等分にする。

2.フライパンにバターを入れて熱しベーコン・ほうれん草・しめじがしんなりするまで炒めたら、牛乳を加えて沸騰直前で火を止める。

3.全粒粉クラッカーをフリーザーパックに入れて麺棒で砕き、オリーブオイルを馴染ませたら、型に敷き詰める。

4.ボウルに卵とピザ用チーズ・塩こしょうを入れてよく混ぜて(2)を加えたら、(3)に注ぎ、プチトマトをのせる。

5.600Wのレンジで3分半ほど加熱し、粉チーズをのせてオーブントースターで焼き色を付ける。お好みでケチャップやブラックペッパー・タバスコをかける。

クラッカーと事前のレンチンが時短のコツ!

キッシュで一番大変なのは生地を作る工程です。冷凍パイシートを使うこともできますが、焼き時間が20〜30分はかかるので、忙しい平日の夕飯にはちょっと難易度が高いですよね。

そこでクラッカーを砕いて敷き詰めることで、事前に焼いたり時間をかけて火入れをしたりする必要がなく大幅な時短になります。

今回使用したクラッカーは、森永製菓の「小麦胚芽のクラッカー」(8枚×8パック/税込321円)です。

ザクザクとした食感と香ばしい風味がフィリングとよく合います。

そして、もうひとつの時短ポイントは、フィリングを入れたらレンジで加熱すること。その後オーブントースターで焼き色を付けることで、オーブンでじっくりと火入れをするのと比べて1/3程度の焼き時間で完成します。

この時短技を使うために、レンジもオーブンも使用可能な耐熱皿を使ってください。

【働くママへのエール】イベントや誕生日にもおすすめ!

家族の誕生日やイベントのディナーは、いつもとはちょっと違う華やかな料理でおもてなしをしたいもの。今は気軽に外食も行きにくいですが、仕事終わりに時間をかけて料理を作るのも難しいですよね。

今回紹介したキッシュはたった15分で完成しますが、見た目が華やかで食べ応えもばっちりなので、特別な日のメインディッシュにもおすすめ!

具材は、主役の好みのものに変えるとさらに喜ばれるでしょう。例えば、ウインナーとかぼちゃのキッシュ、えびやホタテの海鮮キッシュ、カレー粉入りのキッシュなどなど。

また、フィリングは生クリームではなく牛乳を使うことでコストとカロリーをカットしました。生クリームが中途半端に残る…というジレンマも解消されますし、コロナ太りが気になるママも罪悪感なく食べてもらえるのではないでしょうか。

(製菓衛生師 藤永 瞳 hitomi.f_mogu