お正月のお餅がまだ残っているというご家庭は多いのではないでしょうか?そこで、今回は切り餅をご飯と一緒に炊き込んだ中華おこわのレシピを紹介します。切り餅を入れることで、もち米特有の粘り気ともちもち感を再現しています。15分でできて栄養も満点!離乳食のとりわけにも向いているので、忙しいワーママにぜひ作っていただきたい一品です。

浸水0分!うるち米でもちもちで具沢山な中華おこわ

中華おこわはもち米で作るのが一般的ですが、もち米は6〜10時間程度の浸水が必要です。そこで、浸水が必要ないうるち米に切り餅を入れて炊くことで、溶けた切り餅がうるち米をコーティングし、まるでもち米のようなもっちもちの食感を再現しました。

【材料】(4〜5人分)
うるち米 2合
切り餅 2個
豚バラスライス 70g
にんじん 1/3本
舞茸 1/3パック
油揚げ 1/2枚
干し海老 大さじ2

A 醤油 大さじ1と1/2
A みりん 大さじ1
A 酒 大さじ1/2
A 鶏ガラスープの素 大さじ1/2
A 水 適量

【作り方】
1.切り餅を2cm角にカットする。
2.豚肉と油揚げは食べやすい大きさに、にんじんと舞茸は粗みじんにする。

3.水で研いだうるち米と切り餅を炊飯器に入れて軽く混ぜたら、(2)とAを入れ2合の目盛りまで水を入れる。
4.早炊きで炊飯し、炊き上がったらしっかりと混ぜ合わせてお好みでネギやゴマをのせる。

切り餅の消費にもおすすめ!

今回使用した切り餅は、「サトウの切り餅 パリッとスリット」(サトウ食品 400g/432円)です。

こちらは、100%国内産の水稲もち米で作られています。酸素を吸収する特殊なフィルムで個別に包装されているので、つきたてのお餅の美味しさが保たれているんだそう。

また、名前の通りスリットが入っていて手パリッと割れるのが便利でよく買っています。少量料理に使いたい、小さくして食べたいという時に包丁を使わずカットできちゃうんです。

今回はサトウの切り餅を使用しましたが、使うお餅はなんでもOKです。水分が少なくなり粘り気が落ちた古米を炊く時にも、お餅を少量加えるともちもち感がでるので、「余ったお餅を消費したい!」なんて時は中華おこわを炊く時以外にもうるち米と一緒に炊き込んでみてください。

【働くママへのエール】離乳食のとりわけにも向いています!

中華おこわは肉や野菜、魚介類が入っているので1品でいろいろな栄養分を摂れます。特に小さいうちは食べムラがある子どもも多いので、たくさんのおかずを用意するよりも、少ない品数で栄養が取れる方がママ的にも楽チンですよね。

また、炊飯器で圧をかけて炊き上げることで、具材がとっても柔らかくなっています。炊き上がりに水分を足して伸ばせば、お餅が溶け出し適度なとろみがつくので小さい子どもでも飲み込みやすいはず。

忙しいワーママが、大人の食事と離乳食を分けて作るのは大変だと思うので、忙しい日にはとりわけをしやすい中華おこわを作ってみてください!

(製菓衛生師 藤永瞳 @hitomi.f_mogu