こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です!夏になると食べたくなるみずみずしいキュウリ。カリウムが豊富で熱中症対策にもなるし、お手頃な価格で買えることも多く、夏になると食卓に登場する回数が増えるご家庭も多いのではないでしょうか。生で食べられるところも忙しいワーママの味方ですよね!ただひんぱんに食卓に登場させていると、マンネリ化で飽きてきちゃうのも事実…。
そこで、キュウリのレパートリーを増やしつつ、大量消費できちゃうレシピを5つお伝えしますので、是非作ってみてくださいね。

やみつきキュウリ

最初にご紹介するのは、キュウリ料理の定番とも言える「やみつきキュウリ」です。子どもでも食べやすいよう、しょっぱいだけの味付けでなく、ほんのりとした甘みのある風味に仕上げてみました。

【材料】(2人分)
キュウリ 2本
塩 ひとつまみ
顆粒中華だし 小さじ1
砂糖 小さじ1
ごま油 小さじ1
醤油 小さじ1
すりごま 大さじ1

【作り方】
1.キュウリをめん棒で叩く。

下の写真のような感じになればOKです!

2.叩き割ったキュウリに塩を少量振り入れ10分ほど置く。

4.余分な水が出てきていたら軽く搾って、調味料を加えてよく混ぜる。

5.調味料が馴染んだら完成。

たったこれだけの単純手順ですが、この配合めちゃくちゃ美味しいです!すりごまやごま油で風味を出していて、塩分はそこまで多くしていないので、毎日でも食べたいぐらいです。

お砂糖を加えているのがポイントで、味に奥行きが出ていると思います。一口サイズで子どもでも食べやすいので、多めに作って余ったらおやつ代わりに出すのもヘルシーでいいですね!

翌日ぐらいまでなら水分がいっぱい出てくることもなく、変わらぬ風味で食べられるので、まとめて作って2日に分けて食べると一品作る手間が省けるのでおすすめです。

キュウリ盛り盛りしらす丼

2品目はキュウリをたくさん使用したしらす丼です。子どもにカルシウムを摂ってもらうために、よくしらすを出すのですが、それだけだとちょっぴり物足りない様子…。

そこで、いつものしらす丼を手軽に美味しくボリューミーに仕上げるレシピを紹介します!

【材料】(2人分)
キュウリ 2本
塩 ひとつまみ

しらす 150g
ごま油 大さじ1/2
醤油 大さじ1/2
すりごま 大さじ1

卵 2個
和風顆粒だし 小さじ1/2
みりん 小さじ1

刻みのり 適量

【作り方】
1.キュウリを薄切りにする。

2.薄切りしたキュウリに塩をひとつまみ振り、10分ほど置く。

10分置いて水分が出てきたら、軽く搾ってみてください。

3.搾ったキュウリとしらす・ごま油・醤油・すりごまを加えてよく和える。

4.溶き卵に和風顆粒だしとみりんを加えて、炒り卵を作る。炒り卵が出来たら、(3)と一緒にごはんの上にのせて完成!

お好みで上から刻みのりをかけても美味しく食べられます。卵が加わることでお腹の満足感も大幅アップ!優しい甘めの卵で作りました。

しらすとキュウリのごま油の風味も堪りません。パパからは「定食屋さんでこれが出てきても満足!」と太鼓判が押された、しらす丼です。

もちろん子どもも食べやすいです。我が家の偏食児の5歳の娘は、キュウリがあまり得意ではないのですが、このしらす丼なら薄切りなので食べやすいらしく、一緒にぱくぱくと食べてくれています。

キュウリの肉巻き

3つ目はキュウリの肉巻きです。キュウリの肉巻き?!とびっくりするかもしれませんが、想像以上にめちゃくちゃ美味しいです!今回のレシピの中でもいち押しなので、是非イメージでちゅうちょせず作ってみて頂きたいです。

塩コショウのみの味付けでも美味しく食べられますが、甘みのある焼肉のたれっぽい感じで食べると、美味しさが引き立つと思います。

【材料】(2人分)
キュウリ 1本
豚薄切り肉 9枚
薄力粉 適量
黒コショウ 少々

<焼肉のたれ>
醤油 大さじ1.5
みりん 大さじ1
はちみつ 大さじ1弱
ごま油 大さじ1/2
チューブ生姜 1cm
チューブにんにく 1cm
すりごま 大さじ1

【作り方】
1.キュウリを食べやすい大きさに細切りにする。

2.キュウリに豚肉を巻き付け、表面に薄く小麦粉をまぶして焼く。

お肉の綴じ目を下にして、中火で焼いていくと裏返しても開いてしまう心配がありません。

3.コロコロと転がして、お肉にしっかりと火を通したら完成!

焼き上がったお肉に塩コショウだけでも美味しく食べられますが、もう少し濃厚な味わいで食べたい方は、たれも是非作ってみてくださいね。

作り方はとっても簡単!たれの材料を耐熱ボウルに入れて電子レンジ600Wで1~2分程度加熱をします。中の液が沸騰していたらOK。跳ねるととても熱いので気をつけてくださいね。

少し甘めの焼肉のたれのような風味になります。もう少しピリッとさせたい方は少量コチュジャンをプラスしてみてください。

肉巻きキュウリの完成です。キュウリを加熱すると食感が悪くなってしまいそうですが、意外とならないんですよ!フライパンで炒めてもキュウリのシャキシャキ感は変わりません。

子どもは新鮮なメニューに興味津々!甘めのたれが気に入って自分でつけて食べてくれました。

「えー?キュウリの肉巻き?」と難色を示していたパパも、美味しい意外な組み合わせに驚きでした。

焼肉風たれでなくても、照り焼きにしてもいいし、シンプルに塩コショウだけでも美味しく食べられるアレンジの効く優秀メニューです。

キュウリのビシソワーズ

4品目はキュウリのスープです。暑い季節に冷製でも飲めるものを考えてみました。作ったら冷蔵庫で冷やしておけばOKなので、時間差でパパがご飯を食べるご家庭でも温め直す手間いらずです!

【材料】(2人分)
キュウリ 1本
玉ねぎ 1/2個
じゃがいも 2個
水 3/4カップ
顆粒コンソメ 小さじ1
豆乳(または牛乳) 1カップ
バター 小さじ1
オリーブ油 大さじ1/2

【作り方】
1.玉ねぎとじゃがいもを薄切りにする。

2.キュウリを薄切りにする。

3.玉ねぎ・じゃがいもをオリーブ油で炒めしんなりしてきたらキュウリとバターも加える。

キュウリにサッと火が回ればOKです。

4.鍋に水と顆粒コンソメを加え、じゃがいもに火が通るまで煮る。

5.具材に火が通ったらミキサーで攪拌し、豆乳を加える。

具材が残らないようにしっかりと攪拌していきましょう!滑らかになったら豆乳を加えて混ぜたら完成です。

さわやかな緑色のスープが出来上がりました!もっと鮮やかなグリーンにしたい場合は、キュウリをもう1本増やしてみてもOKです。

じゃがいものでんぷんでとろっとしていて、飲みごたえもあります。キュウリの味はそこまで主張しておらず青臭いことはありません。なので、キュウリが苦手な子どもでも食べられると思いますよ!

キュウリそうめん

最後はキュウリそうめんです!そうめんのトッピングにキュウリをのせるのは定番ですが、キュウリ自体をそうめんにしちゃうちょっぴりユニークなレシピです。ベジヌードルといえばイメージが湧くかもしれません。

味付けはめんつゆで仕上げちゃうので失敗なし!切って和えるだけなので、5分程度で食卓に出せちゃう優秀レシピです。

【材料】(2人分)
キュウリ 2本
塩 ひとつまみ
しょうがチューブ 1cm

めんつゆ 適量
すりごま 大さじ1

【作り方】
1.キュウリを細切りにする。

キュウリの皮を剥いた方が食感がよくなるので、剥いてみてくださいね。なるべく細く薄く切るのがポイントです。そうめんのような食感になるよう頑張って細く切りましょう。薄く切れるピーラーのようなものがあればそちらを使うと便利です。

2.キュウリにお好みですりごまをのせたら、めんつゆをかけて完成。

お好みでしょうがチューブを入れたらそうめんっぽく食べられます。

キュウリそうめんを主食にしたい時は、本物のそうめんをプラスしてももちろんOK。手軽にパッと食べられて、つるんと喉ごしもいいので、暑くて食欲が落ちがちな夏にぴったりのメニューです。

そうめんで食べる時もたっぷりとキュウリをのせてみてください。いつものそうめんとは違う食感が楽しめるはずです。

キュウリのシャキシャキ感がとっても楽しいそうめんキュウリなら1度にキュウリを大量消費できちゃいます!

夏の暑い日は、ひんやりおいしいキュウリを食べよう!

カゴメのサイトを参考にすると、キュウリにはたくさん栄養が含まれていることが分かります。キュウリはカリウムの他に、ビタミンKやビタミンC、食物繊維が豊富です。そして、キュウリの95%以上が水分でできているので、熱中症予防にもなります。独特のシャキシャキとした食感も食べていて楽しいですよね。

キュウリのカロリーは可食部100gあたり、わずか14キロカロリーととってもヘルシーな食材でもあります。子どものおやつにスナック菓子をあげるなら、代わりにキュウリを用意してもいいかもしれませんね。

そのままかじる以外にも、今回ご紹介したように工夫次第でいろんなおかずで食べることもできます。ぜひ今年の夏はたくさんキュウリをアレンジして楽しく食べてみてくださいね!